スポンサーリンク
旅行・カルチャー

冬至の過ごし方|ゆず湯とかぼちゃの由来、家で楽しむ季節の行事

一年でいちばん昼が短い冬至には、ゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べたりする習わしがあります。冬至とはどんな日か、ゆず湯やかぼちゃ、「ん」の付く食べ物にまつわる由来、家庭でゆず湯を楽しむときの注意点、地域に伝わる冬至の風習まで、季節の行事を気軽に取り入れるための基本をまとめました。

冬至の過ごし方|ゆず湯とかぼちゃの由来、家で楽しむ季節の行事

12月の後半になると、スーパーの店頭にゆずやかぼちゃが並び、「冬至」という言葉を目にする機会が増えます。ゆず湯に入る、かぼちゃを食べる、といった習わしは知っていても、なぜそうするのかまでは知らないという人も多いのではないでしょうか。

冬至の習わしには、寒さが厳しくなる時期を元気に乗り切りたいという願いが込められています。ここでは、冬至とはどんな日かという基本から、ゆず湯やかぼちゃの由来、家庭でゆず湯を楽しむときの注意点、地域に伝わる風習まで、季節の行事を気軽に取り入れるためのポイントを紹介します。

スポンサーリンク

冬至とはどんな日か

冬至は、一年のうちで昼の時間がもっとも短く、夜がもっとも長くなる日です。季節の移り変わりを表す二十四節気の一つで、多くの年は12月21日か22日ごろにあたります。正確な日付は年によって変わるため、国立天文台の暦の情報などで確認できます。

冬至を境に、少しずつ昼の時間が長くなっていきます。そのため昔から、冬至は太陽の力が弱まりきって、再び強まり始める節目の日と考えられてきました。「一陽来復」という言葉は、冬が終わって春が来ること、悪いことが続いた後に良いことがめぐってくることを表し、冬至と結び付けて使われることがあります。

冬至に行われる主な習わし

冬至の習わしには、体を温めることや、運を呼び込むことにつながるものが多くあります。代表的なものを見てみましょう。

冬至の主な習わし(ゆず湯に入る、かぼちゃを食べる、「ん」の付く物を食べる、小豆の料理を食べる)
寒い時期を元気に過ごしたいという願いが込められている。

これらの習わしは、地域や家庭によって受け継がれ方がさまざまです。すべてを行う必要はなく、できるものから取り入れれば十分です。

ゆず湯の由来と楽しみ方

冬至にゆず湯に入る習わしは、江戸時代ごろに広まったといわれています。「冬至」と「湯治」、「ゆず」と「融通がきく」をかけた語呂合わせから生まれたという説もあり、由来にはいくつかの考え方があります。

ゆずは香りが強く、昔から邪気を払うものと考えられてきました。ゆずの香りに包まれてお風呂に入ると、気持ちがほっとして、季節の行事らしい雰囲気も楽しめます。

家庭でのゆず湯の入れ方(1. ゆずを洗う、2. 入れ方を選ぶ、3. 湯船に浮かべる、4. 後片付けをする)
丸ごと浮かべるか、切って袋に入れるかを選ぶ。

丸ごと浮かべると、香りはおだやかで、後片付けも簡単です。切って入れると香りが強くなりますが、果肉や種が出るので、ネットや布の袋に入れておくと片付けが楽になります。

ゆずの成分で肌がぴりぴりすることがあります。肌が敏感な人や小さな子どもは、丸ごと浮かべるなど刺激の少ない方法を選び、違和感があればすぐに洗い流しましょう。追いだき機能のある浴槽では、果肉などが配管に入らないよう、袋に入れて使うと安心です。

かぼちゃと「ん」の付く食べ物

冬至にかぼちゃを食べるのは、夏に収穫したかぼちゃが長く保存でき、野菜の少ない冬に栄養をとる手段だったためといわれています。冬の寒さに備えて、体を整えようとした昔の人の知恵がうかがえます。

また、冬至には「ん」の付く食べ物を食べると運が付くともいわれます。かぼちゃは漢字で「南瓜(なんきん)」とも書くため、この「ん」の付く食べ物の一つとされています。

冬至の「ん」の付く食べ物(なんきん(かぼちゃ)、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん))
好みのものを献立に取り入れて楽しむ。

「ん」が二つ付くものは、より運が付くと考えられ、まとめて「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれることもあります。かぼちゃの煮物に、にんじんやれんこんを合わせた汁物を添えるなど、ふだんの献立に少し取り入れるだけでも、季節の行事らしさを感じられます。

地域に伝わる冬至の風習

冬至の過ごし方は、地域によっても違いがあります。かぼちゃと小豆を一緒に煮た「いとこ煮」を食べる地域や、小豆を入れたおかゆを食べる地域などがあり、小豆の赤い色には魔よけの意味があると考えられてきました。

寺社の中には、冬至の時期に「一陽来復」のお守りを授与するところや、冬至にちなんだ行事を行うところもあります。旅行や散歩の途中で、こうした季節の行事に触れてみるのも楽しいものです。行事の日程や授与の期間は寺社ごとに異なるので、訪れる前に公式サイトなどで最新の情報を確認してください。

家族や親しい人に、その土地でどんな冬至の習わしがあったかを聞いてみると、思いがけない話が聞けることもあります。

まとめ

冬至は一年でいちばん昼が短い日で、この日を境に少しずつ昼が長くなっていきます。ゆず湯やかぼちゃ、「ん」の付く食べ物などの習わしには、寒い季節を元気に過ごしたいという願いが込められています。

決まった形にこだわる必要はなく、できることから取り入れれば十分です。今年の冬至には、ゆずを一つ買ってお風呂に浮かべるところから始めてみてください。

よくある質問

冬至は毎年同じ日ですか?

冬至は太陽の動きをもとに決まるため、毎年同じ日とは限りません。多くの年は12月21日か22日ごろになります。その年の日付は、国立天文台が公表している暦の情報などで確認できます。

ゆず湯は冬至の日にしか入ってはいけないのですか?

決まりがあるわけではないので、冬至の前後や、ゆずが手に入った日に楽しんでもかまいません。冬至の日に入るのは、季節の節目を感じるための習わしと考えるとよいでしょう。

かぼちゃが苦手な場合はどうすればよいですか?

冬至には、かぼちゃのほかにも、れんこんやにんじん、うどんなど「ん」の付く食べ物を食べる習わしがあります。好みの食材を選んで、季節の献立として楽しむ方法もあります。

スポンサーリンク