初めての低山ハイキング|山の選び方と持ち物、安全に歩くコツ
初めてハイキングや低い山歩きに出かける人に向けて、準備と歩き方の基本をまとめました。初心者に合った山とコースの選び方、服装と靴、持ち物のチェックリスト、疲れにくい歩き方とペース配分、天気の変化や道迷いへの備え、山でのマナーまで。安全に山歩きを楽しむための入門ガイドです。

秋の紅葉や春の新緑の季節になると、山歩きに出かけてみたくなる人も多いのではないでしょうか。高い山に登るのは不安でも、標高の低い山なら気軽に始められそうに思えます。
ただ、低い山でも、道に迷ったり、天気が急に変わったり、足をくじいたりすることはあります。準備をして出かければ、山歩きは安全で楽しいものになります。ここでは、初心者に合った山の選び方から、服装と持ち物、歩き方のコツ、もしものときの備え、山でのマナーまでを紹介します。
山とコースの選び方
初めての山歩きでは、歩く時間が短く、道がよく整備された山を選びましょう。多くの人が訪れる山は、道標や案内が整っていることが多く、迷いにくいので安心です。

コースを選ぶときは、ガイドブックや地図に書かれた「コースタイム」を確認します。コースタイムは、休憩を含まない目安の時間なので、初心者は余裕を持って、それより長くかかると考えて計画を立てましょう。
服装と靴
山の服装は、気温の変化に合わせて、脱いだり着たりできる重ね着が基本です。歩いていると汗をかき、休むと急に体が冷えるため、汗が乾きやすい素材の服を選びます。綿の服は、汗を吸うと乾きにくく、体を冷やしやすいので、山歩きにはあまり向いていません。
靴は、靴底に溝があり、滑りにくい登山靴やトレッキングシューズがおすすめです。山道には、石や木の根、ぬかるみなど、足を取られやすい場所が多くあります。新しい靴は、事前に近所を歩いて足になじませておくと、靴擦れを防げます。
持ち物のチェックリスト
日帰りの低い山でも、持っていきたいものがあります。荷物は、両手が空くように、リュックに入れて背負いましょう。


雨具は、晴れの予報でも必ず持っていきます。山の天気は変わりやすく、雨にぬれると体が冷えて危険です。上下に分かれたものなら、風よけや防寒着としても使えます。ヘッドライトは、予定より下山が遅れて暗くなったときに役立ちます。
疲れにくい歩き方
山道を歩くときは、平地を歩くときより歩幅を小さくし、ゆっくり一定のペースで進むのがコツです。急な坂では、歩幅をさらに小さくすると、足への負担が減り、息も上がりにくくなります。

息が切れて会話ができないほどのペースは、速すぎるサインです。休憩は、長く座り込むより、こまめに短く取る方が、体が冷えにくく、歩き出しも楽になります。のどが渇く前に水分をとり、おなかが空く前に行動食を少しずつ食べましょう。
もしものときの備え
低い山でも、道に迷ったり、天気が崩れたりすることがあります。出かける前に、天気予報を確認し、天気が悪くなりそうなら計画を変更する判断も大切です。
道が分からなくなったら、むやみに進まず、分かる場所まで引き返しましょう。沢に向かって下りるのは危険なので避けます。
登山届を出し、家族などに行き先と下山の予定時刻を伝えておくと、もしものときに捜索の手がかりになります。下山は、明るいうちに終えられるよう、早めの時間に出発する計画を立てましょう。
山でのマナー
山では、ほかの登山者と気持ちよく過ごすためのマナーがあります。すれ違うときは、登っている人を優先するのが一般的です。狭い道では、山側に寄って道を譲りましょう。ごみはすべて持ち帰り、植物を採ったり、決められた道から外れたりしないようにします。すれ違う人とあいさつを交わすのも、山ならではの楽しみです。
まとめ
初めての山歩きは、歩く時間が短く、道が整備された人気の山から始めるのが安心です。重ね着できる服装と滑りにくい靴を用意し、雨具やヘッドライトなどの持ち物をそろえて出かけましょう。
小さな歩幅でゆっくり歩き、こまめに休憩と水分補給をすれば、無理なく楽しめます。まずは近くの低い山のコースを調べ、コースタイムと下山の方法を確かめるところから始めてみてください。
よくある質問
登山届は低い山でも出した方がよいですか?
出しておくと安心です。登山届は、遭難したときの捜索の手がかりになります。登山口の届け出箱や、自治体などが用意するウェブの届け出のほか、家族に行き先と予定を伝えておくことも大切です。提出が義務になっている山もあるので、事前に確認しましょう。
スニーカーでも山を歩けますか?
整備された遊歩道のような道なら歩けることもありますが、山道は石や木の根、ぬかるみが多く、滑りやすい場所もあります。靴底に溝のある、足首を支える登山靴やトレッキングシューズの方が安全です。
一人で山に行っても大丈夫ですか?
慣れないうちは、経験のある人と一緒に行くか、多くの人が歩く人気のコースを選ぶと安心です。一人で行く場合は、登山届を出し、家族などに予定を伝え、明るいうちに下山できる計画を立てましょう。






