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旅行・おでかけ

雪道の歩き方|旅行者が転びにくくなる歩幅・靴選び・滑りやすい場所

雪国へ旅行する人に向けて、圧雪やアイスバーンが滑る仕組み、横断歩道や店の出入口などの注意箇所、小さな歩幅での歩き方を紹介します。冬靴と着脱式の滑り止めの選び方、荷物の持ち方、落雪やつららへの備え、移動に余裕を持つ旅程、転倒した際に助けを求める手順まで、街歩きの場面に沿ってまとめました。

両手を空けて雪の街を歩く旅行者の後ろ姿

雪景色を見に出かけた旅先で、駅から宿までの短い道が思ったより歩きにくいことがあります。白く積もった雪だけでなく、黒くぬれて見える舗装や、店に入った直後の床でも足を取られるため、普段の歩く速さと靴のままでは戸惑いやすいものです。

雪道では、路面の変わり目を見つけ、歩幅を小さくし、無理なく通れる道へ替える準備が役立ちます。ここでは、除雪された市街地を旅行者が歩く場面を中心に、滑る仕組み、危険箇所、歩き方と道具、荷物や旅程の整え方を紹介します。冬山や凍った湖などの歩行は対象にせず、寒さを防ぐ重ね着は、冬の旅行の服装|寒い地域でも冷えにくい重ね着と足元の備えで確認してください。

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圧雪・アイスバーン・水膜の違い

白い雪と透明な氷を分けて考える

圧雪は、人や車などに踏み固められた雪です。降ったばかりの柔らかい雪とは違い、表面が硬くなっています。歩く人が多い道では同じ場所が繰り返し踏まれ、表面の凹凸が小さくなることもあります。白く見える道でも、足がしっかり止まるとは限りません。

アイスバーンは、路面が氷で覆われた状態を指す言葉です。雪が融けた水などが凍り、硬い面になります。圧雪の上に氷が重なる場合もあり、旅行者が歩きながら正確に分類するのは難しいでしょう。名前を当てることより、硬く滑らかな面を見たら速さを落とすことが先です。

ブラックアイスバーンは、舗装の色が透けるほど薄い氷が張り、黒くぬれた道のように見える状態です。雪の白さがないため、凍結に気づきにくくなります。道路の管理者なども、舗装面の水が薄い氷の膜になる現象として注意を呼びかけています。

路面の状態 起きていること 旅行中の注意点
圧雪 雪が踏まれて硬くなる 白い道でも表面の滑らかさを見る
アイスバーン 路面が氷で覆われる 硬い氷面を避ける経路を探す
ブラックアイスバーン 薄い氷の下に舗装が透ける 黒くぬれた外見で安全と決めない
氷の上の水膜 氷の表面に薄く水が載る 暖かくなった日も油断しない

融けかけの氷にも注意する

氷の表面に水があると、靴底との間で滑りやすくなることがあります。寒さが緩んだ昼間や雨が降った後は、「氷が融け始めたから歩きやすい」とは限りません。薄い水の膜ができた面では、氷だけのときとは足元の感触が変わる場合があります。

また、昼にできた水が夕方から夜に冷えて再び凍ると、行きと帰りで同じ道の状態が変わります。宿を出るときに歩けた経路でも、夜の食事帰りまで同じ状態とは考えない方がよいでしょう。雪国の自治体も、再凍結や氷面の水による滑りやすさを冬道の注意点として挙げています。

気温の予報は手がかりですが、画面の数字だけで足元の凍結を否定することはできません。日陰と日なた、建物の前と交差点などでも条件が違います。光沢、足跡の凹凸、水たまり、段差を進む先まで見て、判断しにくい面へわざと足を滑らせて確かめることは避けてください。

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滑りやすい場所と路面の変わり目

横断歩道と車が横切る歩道

横断歩道は、人や車が通って雪が踏み固められやすい場所です。白線の上には薄い氷ができることもあります。白線だけを避ければ安全というわけではなく、歩道から横断歩道へ降りる部分の傾斜や段差、渡り終える場所まで見ておく必要があります。

白線を踏まないために大きくまたぐ、歩く位置を急に変える、横断歩道の外へ出るといった動きは避けます。信号に余裕があるときに渡り始め、安全を確かめた範囲で小さく進みます。点滅に気づいてから走り出すような予定にせず、渡り始める前に次の青を待つ余裕を残しましょう。

駐車場の出入口など、車が歩道を横切る場所も注意箇所です。普段ならわずかな傾きでも、凍結していると足が横へ流れることがあります。路面に気を取られて車の出入りを見落とさないよう、出入口の手前で周囲を確認してから進みます。

店の出入口・バス停・地下道の出口

店の出入口では、屋外の氷から屋内のタイルへ足場が変わります。靴底に付いた雪や水で、建物の中でも滑る場合があります。入口マットがあっても、その先の床まで乾いているとは限りません。店が見えた時点で歩き方を緩め、扉を開ける動作と足の運びを慌ただしく重ねないようにします。

バス停やタクシー乗り場は、乗り降りする人の足元が繰り返し踏み固められます。乗り物へ向かう最後の数歩と、降りて最初に足を置く場所を確認します。列が動いても前の人との間隔を詰めすぎず、停車した車両へ走り寄らないようにしてください。

地下道や地下街の出口は、滑りにくい屋内の歩調をそのまま外へ持ち出しやすい場所です。外へ出る手前から雪や水が入り込んでいることもあります。階段を上がりきる直前、通路の出口、ロードヒーティングで雪を融かした区間の終わりでは、次に足を置く面を見ます。

坂道とマンホール

坂道は下りで特に慎重さが必要です。雪の少ない地域の自治体でも、降雪時には下り坂での転倒に注意を促しています。凍った急坂を歩く技術で乗り切ろうとせず、平らな道や別の交通手段へ替えることを考えます。遠回りの可否は、坂に入る前に決める方が落ち着いて行動できます。

マンホールのふたと周囲では、雪の残り方が違い、くぼみや段差ができる場合があります。ふただけが見えていても、その周囲が乾いているとは限りません。大股で飛び越えるのではなく、歩道の中で余裕を持ってよけられるか確認します。よけるために車道や深い雪へ入る必要があるなら、別の通りを探します。

歩調を見直す四つの場所(横断歩道、建物の入口、乗り場と出口、坂と段差)
目的地に着く直前も、足場の確認を続けます。

旅程にある駅の出口、店、停留所を思い浮かべながら、どこで歩調を変えるかを考えておくと、現地で慌てにくくなります。

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頭上の落雪・つららと道の選び方

軒下を近道にしない

雪を避けようとして建物へ寄ると、屋根からの落雪やつららの落下が心配な場所に入ってしまうことがあります。軒下は雪が少なく見えても、待ち合わせや撮影の場所には選ばないようにします。歩道の雪と頭上の雪は、別々に確かめる必要があります。

気温が高い日などは、屋根の雪が緩むことがあります。雪国では、落氷雪のおそれがある軒下の通行を避けるよう呼びかけられています。「ここから何歩離れれば安全」という一律の距離で決めず、規制や施設の案内に従ってください。

ロープ、柵、「落雪注意」の表示がある場所へは入りません。つららが見えたら、真下へ近づいて大きさを確かめたり、触ったり、棒で落としたりせず、離れた場所から施設の人へ知らせます。雪下ろしの作業中も、作業者に近づいて通してもらおうとせず、案内された迂回路を使います。

足元と頭上を止まって見渡す

歩いている間ずっと屋根を見上げると、足元と前方への注意が薄れます。入口へ近づく前や道を選ぶときに、通行を妨げず危険のない場所から先を見渡します。歩き始めたら足元だけを凝視せず、数歩先の路面、人の動き、車の出入口にも目を向けます。

雪が積まれて歩道が狭くなっている場合は、歩けそうな隙間へ無理に入り込まないようにします。特に、建物側に寄ると落雪、反対側に寄ると車道という状況なら、その区間を通らずに済む道を探します。どちらかの危険を受け入れて進む前に、宿や観光案内所へ通行しやすい経路を尋ねてください。

白い雪の上に足跡があることも、安全な通路の証拠にはなりません。立入禁止の庭や、積雪で段差が隠れた場所へ続いている可能性があります。市街地の旅行では、管理されている歩道と開放中の通路を使い、雪の中の近道は計画に入れない方がよいでしょう。

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  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
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