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料理・食

だしの取り方の基本|昆布とかつお節の合わせだしと保存のコツ

和食の味の土台になる、だしの取り方を基本から解説します。昆布とかつお節の役割、合わせだしの手順、えぐみや濁りを出さないポイント、水に浸けておくだけの水出し、取っただしの保存と使い切り方、だしがらの活用まで。顆粒だしとの使い分けも紹介します。

澄んだだしの入った片口と昆布、かつお節、雪平鍋

みそ汁や煮物、お吸い物など、和食の多くはだしの味が土台になっています。だしを自分で取ってみたいと思っても、手間がかかりそう、失敗しそうと感じて、つい顆粒のだしに頼っている人も多いのではないでしょうか。

だしの取り方は、基本の手順さえ押さえれば、それほど難しくありません。ここでは、昆布とかつお節の役割から、合わせだしの取り方、失敗しないためのポイント、手軽な水出し、保存のコツまでを紹介します。

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昆布とかつお節の役割

家庭でよく使われるだしの材料は、昆布とかつお節です。どちらもうまみを持っていますが、うまみの種類が異なります。

だしの主な材料(昆布、かつお節、合わせだし、煮干し)
うまみの種類が違う材料を合わせると、味に深みが出る。

昆布とかつお節を合わせた「合わせだし」は、うまみが重なり合って、単独で使うよりも深い味わいになるといわれています。みそ汁から煮物、お吸い物まで幅広く使えるので、まずは合わせだしから始めるのがおすすめです。

合わせだしの取り方

合わせだしは、昆布からゆっくりうまみを引き出し、そのあとにかつお節を加えて、短い時間で香りとうまみを移します。

合わせだしの手順(1. 昆布を水に浸ける、2. 弱火で温める、3. かつお節を入れる、4. こす)
昆布はゆっくり、かつお節は手早くが基本。

昆布は、水に浸けてから時間をかけて温めると、うまみがよく出ます。沸騰させてしまうと、ぬめりや昆布特有のにおいが出やすくなるので、鍋の底から小さな泡が立ち始めたら取り出しましょう。

かつお節を入れたら、長く煮出さないのがポイントです。火を止めてからかつお節を加え、かつお節が鍋の底に沈んだら、ペーパータオルを敷いたざるなどでこします。

えぐみや濁りを出さないコツ

だしを取るときによくある失敗が、えぐみが出たり、濁ったりすることです。原因の多くは、煮出しすぎることと、こすときに絞ってしまうことです。

キッチンペーパーを敷いたざるで、かつお節のだしを静かにこす手元
絞らずに自然に落ちるのを待つ

こすときは、かつお節を押したり絞ったりせず、自然に落ちるのを待ちましょう。絞ると、えぐみや濁りの原因になります。

かつお節を長い時間煮出すと、香りが飛び、渋みや苦みが出てきます。だしは、手早く仕上げる方が、すっきりした味になります。ていねいに取っただしは、色が澄んだ淡い黄金色になります。

手軽な水出し

忙しい日でも手作りのだしを使いたいときは、水出しが便利です。保存容器に水と昆布、お好みでかつお節を入れ、冷蔵庫で数時間からひと晩置いておくだけで、だしが取れます。

煮出しと水出しの違い(煮出しと水出しの比較)
時間のあるときは煮出し、手軽さを重視するなら水出し。

水出しのだしは、雑味が出にくく、すっきりとした味になります。夜に仕込んでおけば、翌朝のみそ汁にすぐ使えます。容器ごと冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。

保存と使い切り方

取っただしは、冷蔵庫で保存し、なるべく早く使い切ります。すぐに使わない分は、製氷皿や小分けの容器に入れて冷凍しておくと、必要な分だけ取り出せて便利です。

だしを無駄なく使うための確認(粗熱を取ってから保存したか、冷蔵庫で保存し、早めに使うか、使い切れない分を小分けで冷凍したか、容器に作った日を書いたか、だしがらの使い道を考えたか、においや味に違和感がないか確かめたか)
保存の方法と、だしがらの使い道を決めておく。

だしを取ったあとの昆布やかつお節は、捨てずに活用できます。昆布は細かく切って佃煮にしたり、かつお節は炒ってふりかけにしたりと、もう一品の材料になります。

まとめ

合わせだしは、昆布を水からゆっくり温めて沸騰する前に取り出し、火を止めてからかつお節を加え、沈んだら絞らずにこすのが基本です。煮出しすぎないことと、絞らないことを守れば、澄んだすっきりした味に仕上がります。

時間のない日は水出しや顆粒だしも上手に使いながら、まずは週末のみそ汁一杯分から、手作りのだしを試してみてください。

よくある質問

取っただしはどれくらい保存できますか?

冷蔵庫で保存し、早めに使い切るのが基本です。目安は二、三日程度とされることが多いですが、季節や保存の状態によって変わります。すぐに使わない分は、製氷皿などで小分けにして冷凍しておくと便利です。

昆布の表面の白い粉は洗った方がよいですか?

昆布の表面に付いている白い粉は、うまみの成分を含んでいることが多いので、水で洗い流さないようにしましょう。汚れが気になる場合は、固く絞ったぬれ布巾で表面を軽く拭く程度にします。

顆粒だしを使うのはよくないことですか?

よくないことではありません。顆粒だしは手軽で、味も安定しています。時間のない日は顆粒だしを使い、時間のある日や、だしの味を楽しみたい料理には手作りのだしを使うなど、場面に合わせて使い分けるとよいでしょう。

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