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健康・暮らし

水道管の凍結を防ぐ|凍りやすい夜の見分け方、保温と水の出し方、凍ってしまったときの対処

保温材で配管を守る

凍結予防の基本は、屋外にむき出しになっている配管を保温材で覆うことです。保温材は管の熱が外へ逃げるのを遅らせるもので、管そのものを温めるわけではありませんが、冷え込みの時間を短くするだけで凍りにくさはかなり変わります。

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屋外の水道管を覆う保温材を確かめる手元
寒波が来る前に配管の保温材を点検する

使う材料

配管用の保温材は、ホームセンターなどで筒状のものが売られています。筒の側面に切れ目が入っていて、管にかぶせて使います。管の太さに合うものを選び、継ぎ目や曲がり角は保温材を斜めに切って合わせます。ほかに、保温材を巻いたうえで外から巻く保温テープや、屋外用のビニールテープがあると、雨や紫外線から保温材を守れます。

身近なもので代用するなら、古いタオルや布を巻き、その上からビニールで包んでひもやテープで留める方法もあります。布が雨で濡れると、かえって冷えて凍りやすくなるので、必ず外側を防水しておきます。

巻き方の手順

  1. 管の状態を見る: 古い保温材が残っていれば、破れや剥がれ、水を吸っていないかを確かめます。ひどく傷んでいれば交換します。
  2. 長さを測って切る: 地面から出ている部分から、壁の中に入るところまで、むき出しの部分をすべて覆える長さを用意します。
  3. 下から順にかぶせる: 地面に近いところから上へ向かって保温材をかぶせます。継ぎ目にすき間ができないよう、少し押しつけ合わせます。
  4. テープで巻く: 保温材の上から、テープを半分ずつ重ねながら下から上へ巻きます。下から巻くと、雨水が重なり目に入りにくくなります。
  5. 蛇口も覆う: 屋外の蛇口は、使わない冬の間は布や保温材で包み、ビニールで覆っておきます。

気をつけたいこと

保温材を巻くときに、配管を強く曲げたり、継ぎ目を引っ張ったりしないように注意してください。古い管は継ぎ目が弱っていることがあります。また、壁の中や床下の配管、水道メーターより手前(道路側)の管は、自分で触らず、水道事業者や工事業者に相談します。

冬の前に見ておく配管(屋外の立ち上がり管、庭や駐車場の蛇口、給湯器の下の配管、水道メーターボックスの中、北側の壁沿いの配管)
寒波が来る前の晴れた日に。

水道メーターボックスの保温

水道メーターが地面のボックスの中にある場合、強い冷え込みの前に、メーターの上に発泡スチロールの板や、ビニール袋に入れた布などを置いて保温する方法が紹介されることがあります。メーターの数字が読めなくなるほど詰め込まないようにし、検針の時期には取り出せるようにしておきます。具体的な方法は、地域の水道事業者の案内を確認してください。

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強い冷え込みの夜に水を少しずつ出す

保温材を巻いていても、強い寒波の夜には凍ることがあります。そんな夜に効果があるとされるのが、蛇口から細く水を出し続けておく方法です。管の中の水が動き続けるため、氷になりにくくなります。

出す量の目安

水道事業者の案内では、鉛筆の芯くらいの細さで水を出しておく、という目安がよく紹介されます。ぽたぽたと滴る程度では足りないことがあり、逆に勢いよく出すと水がもったいないので、細い糸のようにつながって流れる程度を目安にします。

どの蛇口から出すか

水を出すのは、家の中で凍りやすい配管につながる蛇口です。一般には、屋外に近い場所の蛇口や、建物の端にある蛇口が選ばれます。一戸建てで屋外の配管が凍りやすい場合は、その管を通っている蛇口を選びます。どの蛇口がどの管につながっているか分からないときは、台所や洗面所など、ふだん使う蛇口のうち外壁に面した場所のものから選ぶとよいでしょう。

水を無駄にしない工夫

出しっぱなしにした水は、バケツや浴槽にためておけば、翌日の掃除や洗濯、トイレの水などに使えます。ため置いた水は、断水したときの備えにもなります。ただし、小さな子どもがいる家庭では、浴槽に水をためておくことによる事故に注意し、ふたをするなどの対策をしてください。水道料金がかかることも念頭に置き、強い冷え込みが予想される夜だけに絞るのが現実的です。

集合住宅での注意

マンションやアパートでは、配管の造りが建物によって違い、共用部分の配管は管理会社などが管理しています。共用部分の配管が心配なときや、管理会社から凍結対策の案内が出ている場合は、その内容に従ってください。ベランダに出ている洗濯機用の蛇口なども、凍りやすい場所の一つです。

給湯器の凍結を防ぐ

給湯器は屋外に置かれていることが多く、本体の中や、下につながる配管が凍ると、お湯が出なくなったり、部品が壊れたりします。修理には時間も費用もかかるので、冬の前に予防の方法を確認しておきましょう。

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電源プラグは抜かない

多くの給湯器には、気温が下がると本体の中のヒーターが働いたり、ポンプで水を循環させたりして凍結を防ぐ機能があります。この機能は、給湯器に電気が来ていないと働きません。冬の間は、給湯器の電源プラグを抜かないようにします。リモコンの電源は切っていても凍結予防が働く機種が多いですが、機種によって異なるので取扱説明書で確認してください。

浴槽の残り湯を使う方式

追いだき機能のある給湯器の中には、浴槽の水を循環させて配管の凍結を防ぐしくみを持つものがあります。この場合、浴槽の循環口より上まで水を残しておく必要があります。残しておく水の高さや、使える条件は機種ごとに違うので、取扱説明書の凍結予防のページを確認してください。

給湯器の配管の凍結予防

給湯器そのものに凍結予防の機能があっても、給水や給湯の配管は凍ることがあります。強い冷え込みの夜には、お湯側の蛇口から細く水を出しておく方法が、取扱説明書で案内されていることがあります。混合水栓の場合は、レバーをお湯側に回して出すなど、機種によって方法が違います。

給湯器のまわりの配管に巻かれているヒーター(凍結防止帯)の取り付けや交換、給湯器の分解や修理は、電気やガスを扱うため、自分では行わないでください。異常を感じたら、給湯器の取扱説明書にある窓口や、設置した業者に相談します。

長く家を空けるとき

年末年始の帰省や旅行などで何日も家を空けるときは、水を使わない時間が長くなり、凍結の危険が高まります。給湯器の取扱説明書には、長期間使わないときの水抜きの手順が載っていることが多いので、出かける前に確認しておきます。手順がよく分からないときは、無理に行わず、メーカーや設置業者に問い合わせてください。

給湯器の凍結予防の基本(電源、残り湯、配管、留守)
具体的な方法は機種の取扱説明書で。
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