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ものづくり・DIY

木工の仕上げ入門|オイル・ワックス・ニスの違いと、ムラなく塗る下地づくり

仕上がりを決める下地づくり

塗料を塗る前の下地づくりは、仕上がりのよしあしをいちばん大きく左右する工程です。塗料は木の表面の状態をそのまま映し出すので、傷や削り跡が残っていると、塗ったあとにかえって目立ってしまいます。

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手袋をした手で木目に沿って板に紙やすりをかける様子
木目に沿って研ぎ、塗る前の表面を整える

紙やすりの番手の考え方

紙やすりには、目の粗さを表す**番手(ばんて)**があり、数字が小さいほど粗く、大きいほど細かくなります。木工の下地づくりでは、粗い番手から始めて、少しずつ細かい番手に進めていくのが基本です。

最初から細かい番手で研ぐと、深い傷や削り跡がなかなか消えません。反対に、粗い番手だけで終えると、その番手が付けた細かい傷が残ってしまいます。それぞれの番手は、ひとつ前の番手が付けた傷を消すために使うと考えると分かりやすくなります。

段階 番手の目安 主な目的
形を整える 80〜120番前後 削り跡や段差、目立つ傷を消す
なめらかにする 150〜240番前後 前の番手の傷を消して表面を整える
仕上げ前 240〜320番前後 塗る直前の手触りを整える
塗り重ねの間 320〜400番前後 塗った面の毛羽立ちやざらつきを取る

番手はあくまで目安で、木の種類や表面の状態、使う塗料によって変わります。番手を飛ばしすぎず、1段階ずつ進めると、きれいに仕上がりやすくなります。

研ぎ方の手順

  1. 木目の方向を確かめる: 木の表面の筋の向きを見て、研ぐ方向を決めます。
  2. 当て木を使う: 平らな面は、紙やすりを小さな木片などに巻いて研ぐと、表面が波打ちにくくなります。
  3. 木目に沿って研ぐ: 木目に対して横や斜めに研ぐと、細かい傷が目立って残ります。必ず木目と同じ方向に動かします。
  4. 番手を変えるたびに粉を払う: 前の番手の削りかすや研磨粒が残ると、次の番手で傷の原因になります。刷毛や乾いた布で粉を払ってから進みます。
  5. 角を軽く落とす: 角が鋭いままだと、塗料がのりにくく、使っているうちに欠けやすくなります。細かい番手で軽くなでるように面取りします。

研いでいる間は、木の粉が舞います。粉じんを吸い込まないよう、マスクを着け、換気のよい場所で作業してください。

水拭きで毛羽を起こしてから研ぐ

水性の塗料を使う場合や、仕上がりをよりなめらかにしたい場合は、**水引き(みずびき)**という工程を加えることがあります。研ぎ終えた表面を、固く絞った布で軽く水拭きし、乾かすと、木の表面の細かい繊維が立ち上がって、ざらざらした手触りになります。これを細かい番手で軽く研ぐと、塗ったあとに毛羽立ちが起こりにくくなります。

下地づくりの流れ(1. 粗い番手で整える、2. 番手を上げる、3. 粉を払う、4. 水拭きして研ぐ)
番手を1段ずつ進めるのがきれいに仕上げる近道。
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汚れや油分を残さない

手で何度も触った木の表面には、手の脂が付いています。脂が残った部分は塗料をはじきやすく、ムラの原因になります。研ぎ終えたあとは、できるだけ素手で表面を触らないようにし、粉を払ってから塗り始めます。

オイル仕上げの手順

オイル仕上げは、塗って、しばらく置き、余分を拭き取るという作業のくり返しで、初めての方でも取り組みやすい仕上げです。ここでは一般的な流れを紹介しますが、塗る量や待つ時間は製品によって違うので、必ず説明書を確認してください。

基本の流れ

  1. 準備する: 作業台に新聞紙やシートを敷き、手袋を着けます。窓を開けるなど、換気のよい場所で作業します。
  2. 薄く塗る: 布や刷毛にオイルを少量取り、木目に沿って全体に塗り広げます。木口(こぐち、木の切り口の面)はよく吸い込むので、多めに塗ります。
  3. 染み込ませる: 製品に書かれた時間、そのまま置いてオイルを木に染み込ませます。
  4. 余分を拭き取る: きれいな布で、表面に残ったオイルを木目に沿ってしっかり拭き取ります。表面にオイルが溜まっていない状態にするのが大切です。
  5. 乾かす: 風通しのよい場所で、説明書に書かれた時間しっかり乾かします。
  6. 塗り重ねる: 必要に応じて、細かい紙やすりで表面を軽くなでてから、同じ手順で2回目、3回目を重ねます。

拭き取りがいちばん大切

オイル仕上げでよくある失敗が、拭き取り不足によるベタつきです。オイルは木に染み込んだ分が固まって木を守るので、表面に残った余分なオイルは、仕上がりをよくするどころか、乾きにくくべたついた膜になってしまいます。「塗る」より「拭き取る」ほうに時間をかけるくらいの意識で作業すると、さらりとした仕上がりになります。

仕上げにワックスを重ねる

オイルが十分に乾いたあと、つやと手触りを整えたいときは、ワックスを薄く塗り重ねます。布にワックスを少量取り、木目に沿って薄く伸ばし、少し置いてから乾いた布で磨き上げると、しっとりとしたつやが出ます。

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  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙