スポンサーリンク
ものづくり・DIY

消しゴムはんこの彫り方|図案の写し方、彫刻刀とカッターの使い分け、きれいに押すコツ

刃物を使う作業場所と姿勢

作業台は平らで明るく、肘や手を無理なく置ける場所を選びます。カッティングマットを敷き、ゴムとマットが滑らない状態を確かめます。膝の上や手のひらに材料を乗せて彫らず、周囲を片付けて、人やペットが急に手元へ近付かない環境を作ります。

スポンサーリンク

刃は自分の体へ向けず、進む先にも支える手を置きません。線を追うために手首をねじるより、いったん刃を離して安全な位置に置き、ゴムの向きを変えます。支える場所を取り直してから短く彫り、刃を入れたまま持ち替えたり、材料を空中で回したりしないようにします。

カッターは必要以上に刃を長く出さず、固定状態を確かめます。彫刻刀も、浅く短い動きから始めます。ゴムが切れにくいときは、深く押す前に刃先の状態と道具の用途を確認します。手元が見えないほど顔を近付けるより、照明や姿勢を調整し、見づらい図案は大きく描き直す方がよいでしょう。

刃を入れる前の確認(平らな台にマットを敷いた、ゴムが滑らず手元がよく見える、刃の進む先に手や体がない、刃先と固定状態に問題がない、刃物を置く位置を決めた、子どもの作業には大人が付き添う)
材料の向きを変えるときは、刃をいったん離します。

刃先を替える、折る、研ぐといった作業は、製品で指定された方法と道具で行います。初心者が代用品で無理に処理せず、不明な点はメーカーや指導者へ確認してください。外した刃は机や普通のごみ入れへ裸で置かず、安全な容器に入れ、処分は地域の案内に従います。

刃物は必ず体から外れる向きに使い、刃の進む先に手を置かないでください。子どもは大人と一緒に行い、手の位置を保てないときは大人が彫ります。疲れや焦りを感じたら中断し、刃を収納するか保護してから席を離れます。

安全な刃の出し方や保管方法は、道具ごとに適する使い方は異なるため、手持ちの製品の説明書を優先します。線が思った向きに彫れないときも、危険な姿勢で追いかけるより、一度止めて図案の置き方を見直してください。

カッターで輪郭とV字の溝を作る

カッターで線を残す場合は、輪郭のすぐ外側に切り込みを入れ、不要なゴムを別の側から切り離します。大切なのは、残す線の根元を細くしないことです。刃先が深く進む方向を、残す部分の下ではなく、取り除く余白の側へ向けるようにします。表面の線より、その下の支えがやや広く残る形を考えます。

「刃を外側へ傾ける」というときの外側は、残す線から見た余白の側です。持ち手をどちらへ倒すかだけで覚えると、ゴムを回したときに取り違えやすくなります。刃先の進む場所を見て、必要な線の下をえぐっていないか確かめます。深さや角度を一律に決めず、端材で断面を試してから本番へ進みます。

スポンサーリンク

V字は二つの浅い切り込みで考える

白抜きの溝を作るときは、溝の片側から浅い斜めの切り込みを入れ、反対側から合流する切り込みを入れると、断面がV字の部分を取り除けます。刃を左右へこじってゴムを引きはがすのではなく、切り込みがつながった部分だけを外す方法です。切れていない場所があれば、刃を戻して短く切り足します。

  1. 余白のある端材で、残す面と溝の位置を決めます。
  2. 手の位置を確かめ、溝の片側へ短い切り込みを入れます。
  3. 刃を離してゴムを置き直し、反対側から浅く切り込みます。
  4. 自然に外れる部分だけを取り、無理に引っ張らず溝を確認します。
  5. 試し押しで必要性を確かめてから、少しずつ続きを彫ります。

長い線を一度に切ろうとすると、終点を越えたり、途中で力が変わったりしやすくなります。短い区間ごとに刃を止め、角ではいったん離します。曲線も刃をひねって方向転換せず、材料を置き直して少しずつつなぎます。最初は滑らかな輪郭を目指すより、安全な向きで同じ太さを保つ練習をします。

端材では、直線、ゆるい曲線、曲がり角を一つずつ試すと、動きの違いが分かります。直線で力加減を確かめ、曲線では材料を置き直す間隔を試し、角では刃を止める位置を見ます。練習のたびに深くするより、短く止められることと、残す面へ切り込まないことを確かめます。

線の交わる場所では、二本目の切り込みが必要な線まで越えないようにします。細い線の根元を何度も切ると欠けやすくなるため、輪郭を少し残して試し押しへ進む方が修正しやすくなります。切り込みの深さを増やすことを、きれいに写すための唯一の方法にしないでください。

細かな入り組みで無理な力や持ち方が必要なら、その場所はまだ彫らずに道具や図案を変えます。道具の幅が合っていない場合もあります。刃を寝かせて大きな面を一気にはぎ取るような作業は初回には避け、周囲の余白は丸刀など、用途に合った道具へ分けると進めやすくなります。

スポンサーリンク

三角刀と丸刀を使い分ける

三角刀は刃のV字になった部分で細い溝を作る道具です。白抜きの線なら、線に沿って浅く進めることで溝を彫れます。深く入れると溝が広がるため、線が細く見えるからと一度に強く押さないようにします。線を残す図案では、輪郭の外の不要な部分を彫り、残す線の中心を削らないことが大切です。

丸刀は刃が丸く、広めの余白をさらうのに向きます。大きな余白を平らな底へ仕上げることより、押したときに余白へインクが付かない高さまで下げることを考えます。残す輪郭へいきなり寄せず、離れたところから少しずつ進めると、道具の幅と削れる量を確かめられます。

刃の形で作業を分ける(カッター、三角刀、丸刀)
狭い場所へ大きい刃を無理に入れないようにします。

白抜きの葉を作るなら、葉の外形を残し、葉脈の部分を三角刀で彫る方法があります。輪郭線だけの葉なら、その線の内外を低くする必要があります。見た目が似た図案でも、彫る面積と線の支え方は変わります。同じ題材を二つの彫り方で試すと、どちらが自分の道具で作りやすいか分かります。

広い余白には細かな凹凸が残っても、印影に出なければ必ずしも削り直す必要はありません。底をきれいに整えようとして刃を深く入れすぎると、時間がかかるうえ、薄い部分を作る原因になります。押すための面と、見えない底の仕上げを分けて考えると、余分な作業を減らせます。

作業の順番は、小さな見本で確認した後、図案の内側と輪郭を進め、広い外側の余白を後から整えると見通しが立ちます。支えに使う余白まで早く取り除くと持ちづらくなるため、最後まで残す場所を考えておきます。手で安全に固定できない大きさになったら、それ以上の細工は止めて図案や材料を見直してください。

道具を替えるときは、前の刃物を安全な位置へ片付けてから次を持ちます。手元で削りかすを払うときも刃を離し、刃先へ指を伸ばさないようにします。溝のごみを刃でかき出すのではなく、材料が指定する清掃方法を使います。残した細い部分を引っ張らないことも、形を保つために役立ちます。

彫り方の違いが文章だけで分かりにくい場合は、教室などで刃の向きを直接見てもらうと安心です。道具の持ち方が合わないまま、細部だけを増やして進めないようにしてください。

次のページへインクと紙を選んで押す
スポンサーリンク
  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙