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ものづくり・DIY

Raspberry Piの始め方|準備するものから初期設定、LEDの点滅まで

OSをmicroSDカードに書き込む

Raspberry Pi用のOSは、公式サイトで配布されている書き込み用のソフト「Raspberry Pi Imager」を使って、パソコンからmicroSDカードに書き込むのがいちばん簡単です。Windows、macOS、Linuxのそれぞれ向けに用意されています。

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OSを書き込む流れ(1. Imagerを入れる、2. モデルとOSを選ぶ、3. 初期設定を入れる、4. 書き込んで差し込む)
書き込み前の設定で、あとの手間が減る。
  1. パソコンにRaspberry Pi Imagerを入れ、microSDカードをカードリーダーで接続します。
  2. Imagerを起動し、使うRaspberry Piのモデル、書き込むOS、書き込み先のmicroSDカードを順に選びます。OSは、最初は画面つきの標準版を選ぶと、何かあったときにモニターをつないで確かめられて安心です。
  3. 書き込みの前に表示される設定の画面で、ホスト名(ネットワーク上での名前)、ユーザー名とパスワード、Wi-Fiの名前とパスワード、国の設定、SSHを有効にするかどうかを入力します。
  4. 書き込みと確認が終わるまで待ちます。終わったらカードを取り外し、Raspberry Pi本体に差し込みます。

書き込み先を選ぶときは、パソコンにつないでいるほかのUSBメモリーや外付けドライブを間違えて選ばないよう注意してください。書き込むとカードの中身はすべて消えるので、大事なデータの入ったカードは使わないようにします。

手順3の設定は、あとから変えることもできますが、ここで入れておくと、初めて起動したときから自動でWi-Fiにつながり、遠隔操作もすぐに始められます。パスワードは推測されにくいものにして、ほかのサービスと使い回さないようにしましょう。

初めての起動と、画面なしでの操作

カードを差し込んだら、電源をつなぐ前に、ケースや周辺機器の接続を済ませておきます。Raspberry Piには電源スイッチの無いモデルが多く、電源ケーブルをつなぐとそのまま起動が始まります。

画面をつないで使う場合

モニターとキーボード、マウスをつないでから電源を入れると、しばらくして画面にデスクトップが表示されます。初回の起動は、内部の準備のために普段より時間がかかります。表示が出るまでに何分かかかることもあるので、慌てて電源を抜かないようにしましょう。

SSHで遠隔操作する場合

画面をつながずに使う方法は、ヘッドレスと呼ばれます。Imagerの設定でSSHとWi-Fiを有効にしておけば、同じネットワークにあるパソコンから、ターミナル(コマンドを打ち込む画面)を使って操作できます。

  1. Raspberry Piに電源をつなぎ、起動するまで数分待ちます。
  2. パソコンでターミナルを開きます。Windowsならターミナルやコマンドプロンプト、macOSならターミナルのアプリです。
  3. ssh ユーザー名@ホスト名.local の形で入力します。たとえばユーザー名を pi、ホスト名を raspberrypi にしたなら、ssh pi@raspberrypi.local です。
  4. 初めて接続するときは、相手を信頼するかどうかを聞かれるので、内容を確かめてから yes と入力します。
  5. Imagerで設定したパスワードを入力すると、Raspberry Piにログインできます。

ホスト名で接続できないときは、ルーターの管理画面で、Raspberry Piに割り当てられたIPアドレスを調べ、ssh pi@192.168.x.x のようにアドレスで接続する方法もあります。コマンドの打ち方に慣れていない人は、シェルとコマンドラインの基本を先に読んでおくと、このあとの作業が進めやすくなります。

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最初にしておく設定とアップデート

ログインできたら、まずOSとソフトを最新の状態にします。書き込んだOSのイメージが作られてから時間がたっていると、その間に出た修正が入っていないためです。

sudo apt update
sudo apt full-upgrade

一行目は、新しいソフトの一覧を取り寄せるコマンド、二行目は、入っているソフトを新しい版に更新するコマンドです。sudo は、管理者の権限で実行するという意味で、パスワードを聞かれたら自分のものを入力します。更新の量が多いと時間がかかるので、途中で電源を切らずに待ちます。終わったら、sudo reboot で再起動しておくと確実です。

そのほか、最初に確かめておきたい設定は次のとおりです。画面つきのOSなら設定のアプリ、画面なしなら sudo raspi-config というコマンドで開く設定の画面から変更できます。

最初に確かめる設定(OSとソフトを最新にしたか、パスワードは推測されにくいか、地域と時刻の設定は合っているか、使わない機能は無効にしたか、電源の切り方を覚えたか)
使い始める前に一度だけ見ておく。

時刻の設定がずれていると、ログの時刻がおかしくなったり、ネットの接続でエラーが出たりすることがあります。地域を日本にしておけば、ネットにつながったときに自動で時刻が合わせられます。

最初に覚えておくと便利なコマンド

画面なしで使う場合は、ほとんどの操作をコマンドで行います。最初のうちは、次のようなコマンドを覚えておくと、状態の確認や後片づけがしやすくなります。

コマンド していること
hostname -I 自分に割り当てられたIPアドレスを表示する
df -h 記憶装置の空き容量を確かめる
free -h メモリーの使われ方を確かめる
vcgencmd measure_temp CPUの温度を表示する
sudo reboot 再起動する
sudo poweroff 安全に電源を切る準備をする

温度を表示するコマンドは、熱がこもっていないかを確かめるときに役立ちます。負荷をかけたときに温度が大きく上がるようなら、ケースや置き場所を見直す目安になります。容量が足りなくなると動作が不安定になるので、写真やログを保存する使い方では、ときどき空き容量を確かめましょう。

コマンドを入力するときは、sudo をつけたコマンドが管理者の権限で動くことを意識しておきます。インターネットで見つけたコマンドをそのまま貼り付けて実行する前に、何をするコマンドなのかを確かめる習慣をつけておくと、思わぬ設定の変更やファイルの削除を防げます。

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