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詰将棋の解き方入門|ルールと符号の読み方、1手詰から3手詰へ進む練習法

詰将棋を解いてみたい人に向けて、本将棋とは違う詰将棋独自のルール、盤面を読むための符号、頭金などの基本の詰み形、王手を順に洗い出す考え方、捨て駒や退路封鎖といった手筋、1手詰から3手詰・5手詰へ無理なく進む練習法までをまとめました。

将棋盤と無地の駒、本と湯のみ

詰将棋は、将棋の駒を使ったパズルです。盤上に相手の玉と何枚かの駒が置かれ、持ち駒が示された図を見て、王手を続けながら玉を詰ませる手順を考えます。一局の対局には時間がかかりますが、詰将棋なら短い問題を一問ずつ、すき間の時間に解けます。

一方で、詰将棋には本将棋とは少し違う決まりごとがあり、それを知らないまま解くと「詰んでいるのに不正解」という戸惑いが起きます。ここでは、詰将棋独自のルール、盤面を読むための符号、基本の詰み形、王手の洗い出し方、よく出る手筋、そして1手詰から少しずつ手数を伸ばしていく練習法までを順に紹介します。

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詰将棋とは何か

詰将棋は、攻める側(攻め方)が一手ずつ王手をかけ、受ける側(玉方)の玉が逃げられなくなる「詰み」の状態を作る問題です。問題の図には、盤上の駒の配置と、攻め方の持ち駒が書かれています。攻め方は将棋の先手側(盤の下側)として描かれるのが一般的です。

問題は「1手詰」「3手詰」「5手詰」のように、詰むまでの手数で分類されます。攻め方の手と玉方の手を交互に数えるので、最後の一手は必ず攻め方の手になり、手数は奇数になります。3手詰なら、攻め方・玉方・攻め方の三手で詰みです。

本将棋の終盤とのつながり

対局の終盤では、相手の玉を詰ませられるかどうかが勝敗を分けます。詰将棋で身につくのは、王手の候補を素早く洗い出す力、玉の逃げ道を数える力、そして数手先の局面を頭の中に保つ力です。これらは実戦の終盤でそのまま役に立ちます。

ただし、実戦の終盤は「必ず詰む」と保証された局面ばかりではありません。詰将棋は「詰みがある」と分かっている前提で考える練習だと理解しておくと、実戦との違いに戸惑いにくくなります。

パズルとしての魅力

詰将棋は、作者が意図した一つの正解手順を持つ作品でもあります。最初に思いつく自然な手ではなく、駒をただで差し出す「捨て駒」が正解だったときの意外さや、最後に盤上の駒がきれいに働いて詰む形の美しさが、パズルとしての面白さです。対局相手がいなくても一人で楽しめること、紙と鉛筆、あるいは本一冊で続けられることも、趣味として始めやすい理由です。

本将棋と違う、詰将棋のルール

詰将棋には、作品として成り立たせるための約束ごとがあります。代表的なものを表にまとめます。

約束ごと 内容
攻め方は毎手王手 攻め方の手は、すべて王手でなければならない
攻め方は最短手順 攻め方は、いちばん短い手数で詰む手順を選ぶ
玉方は最長の抵抗 玉方は、詰みまでの手数がいちばん長くなるように逃げる・受ける
玉方の持ち駒 盤上と攻め方の持ち駒にない残りの駒は、すべて玉方が持っているとみなす
駒余りなし 正解手順では、詰んだときに攻め方の持ち駒が余らない
本将棋の反則は不可 二歩、打ち歩詰め、行き所のない駒などは、詰将棋でも反則
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「玉方は残りの駒をすべて持っている」の意味

本将棋では、駒は相手から取ったものしか打てません。詰将棋では、盤上の駒と攻め方の持ち駒以外の駒は、すべて玉方の持ち駒として扱うのが一般的な約束です。このため、飛車や香車で遠くから王手をかけると、玉方は間に駒を打って防ぐ「合駒(あいごま)」ができます。

ただし、合駒をしても攻め方がそれを取って同じように詰ませられ、手数が無駄に延びるだけの場合は「無駄合い」と呼ばれ、手数に数えないのが慣例です。初めのうちは「離れた王手には合駒の可能性がある」とだけ覚えておけば十分です。

駒余りと「最短手順」

攻め方の持ち駒が余る詰み方は、作品としての正解ではないとされます。問題に示された持ち駒は、ちょうど使い切るように作られているということです。逆にいえば、持ち駒の種類は大きなヒントになります。金が一枚だけなら、最後に金を打って詰ませる形を想像してみる、といった考え方ができます。

最短手順の約束もあります。3手詰の問題で5手かかる詰み方を見つけても、それは別の、より遠回りな手順です。正解と照らし合わせて手数が違ったら、より短い王手を見落としていないかを探します。

打ち歩詰め(持ち駒の歩を打って玉を詰ませること)は本将棋と同じく反則です。盤上の歩を一つ進めて詰ませる「突き歩詰め」は反則ではありません。歩で詰む形に見えたら、打ったのか突いたのかを必ず確かめます。

盤面を読むための符号

詰将棋の本や解説では、駒の位置を「2三」のような符号で表します。これが読めないと答え合わせができないので、最初に覚えておきます。

盤は縦横9マスずつです。攻め方(先手)から見て、横の列は右から左へ1〜9の「筋」、縦の行は上から下へ一〜九の「段」で数えます。筋はアラビア数字、段は漢数字で書くことが多く、「2三」は右から2列目、上から3段目のマスです。攻め方から見て右上の角が「1一」になります。

指し手は「▲2三金」のように、先手を表す▲(後手は△)、位置、駒の種類で書きます。直前の相手の手と同じマスに動いて駒を取るときは、「同金」のように「同」を使います。持ち駒を打ったことをはっきりさせたいときは「打」を付けます。

符号の読み方(筋(1〜9)、段(一〜九)、▲と△、同・打)
攻め方から見て、右上の角が1一。
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駒の動きのおさらい

詰将棋では、駒の利き(動けるマス)を正確に把握していることがすべての前提です。とくに間違えやすいのは次の点です。

  • 金は斜め後ろに動けず、銀は真横と真後ろに動けない。
  • 桂馬は前方に2マス進んで左右どちらかへ1マス、という跳ぶ動きで、間に駒があっても跳び越せる。後ろや横には動けない。
  • 成銀・成桂・成香・と金は、どれも金と同じ動きになる。
  • 竜(成った飛車)は飛車の動きに斜め1マスが、馬(成った角)は角の動きに縦横1マスが加わる。

攻め方の駒は、相手陣(攻め方から見て上の3段)に入るとき、そこから出るとき、その中で動くときに成るかどうかを選べます。詰将棋では「成らない方が正解」という問題も珍しくありません。成ると利きが変わるので、成る・成らないの両方を候補に入れて考えます。

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  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙