スポンサーリンク
趣味・ホビー

詰将棋の解き方入門|ルールと符号の読み方、1手詰から3手詰へ進む練習法

3手詰・5手詰へ進むときのコツ

3手詰になると、初手の候補が増え、玉方の応手を調べる手間も加わります。ここで手が止まる人は多いので、考え方を少し変えてみます。

スポンサーリンク

最後の形から逆算する

3手詰では、3手目に詰ませる形を先に想像し、そこへ至る初手を探すと読みやすくなります。たとえば、持ち駒に金があり、玉の頭に金を打てば詰みそうなのに、今はそのマスに支えがない、という局面を考えます。このとき、「初手で何かを捨てて玉の位置を変えれば、頭金が成立しないか」と逆算すると、初手の候補がぐっと絞れます。

玉方の「いちばん粘る手」を探す

3手詰では、玉方の応手に対してすべて詰むことを確かめる必要があります。とくに見落としやすいのが、玉が詰みから遠い方向へ逃げる手と、合駒の手です。「この応手が最も粘る」と思える手を一つ見つけ、それでも詰むかを先に確かめると効率よく読めます。

5手詰で増える要素

5手詰になると、捨て駒を二回続ける手順や、開き王手と捨て駒を組み合わせた手順などが出てきます。頭の中で3手先まで盤面を保つ必要があるので、最初は途中の局面を盤に並べて確かめながら進めてもかまいません。1手詰・3手詰で詰み形と手筋を十分に覚えておくと、5手詰は「知っている形の組み合わせ」として見えるようになっていきます。

段階 主な練習の目的 つまずきやすい点
1手詰 詰み形を目で覚える 金銀の利きの勘違い
3手詰 捨て駒と逆算を覚える 玉方の粘りの見落とし
5手詰 手筋の組み合わせを読む 途中局面の記憶違い

よくある間違いと避け方

解けない原因の多くは、読む力より前の段階の見落としにあります。よくある間違いを挙げておきます。

  • 駒の利きの勘違い:金の斜め後ろ、銀の真横、桂馬の後ろなど、動けないマスを動けると思い込んでいる。迷ったら駒の動きを一つずつ確認する。
  • 玉方の駒の利きを見落とす:攻め方の駒ばかり見て、玉方の駒が攻め方の駒を取れることに気づかない。王手をかけたら、まず「取られないか」を見る。
  • 合駒の見落とし:飛車・角・香車の離れた王手には合駒がありうる。玉方は残りの駒をすべて持っている前提を思い出す。
  • 打ち歩詰め:持ち駒の歩を打って詰んだと思ったら反則だった、という例は多い。歩で詰ませるなら盤上の歩を突く形かどうかを確かめる。
  • 成る・成らないの片方しか考えない:成ると利きが変わり、成らない方が詰む問題がある。とくに銀・桂・香・角・飛では両方を考える。
スポンサーリンク

答えを見たあとの確かめ方

答えを見て「なるほど」で終わると、同じ間違いを繰り返しがちです。答えを盤に並べ、自分が考えた手ではなぜ詰まないのかを、玉方の応手まで含めて確かめます。この一手間が、次に似た形を見たときの判断材料になります。

詰将棋を長く楽しむ工夫

詰将棋は、解く力がついてくると楽しみ方が広がっていく趣味でもあります。

実戦の終盤と結びつける

対局をする人は、負けた将棋の終盤で、相手玉に詰みがなかったかを振り返ってみると、詰将棋の練習と実戦が結びつきます。実戦の局面は詰将棋ほどきれいではありませんが、「この形は頭金の形だった」と気づく瞬間が増えていきます。囲碁など別の盤上ゲームにも、詰将棋に似た「詰碁」という問題があります。盤上ゲーム全般に興味があれば、囲碁のルール入門|石の取り方と陣地の数え方、9路盤で始める最初の一局も参考になります。

記録をつける

解いた問題の数、かかった時間、間違えた問題を簡単に記録しておくと、続ける励みになります。どの手筋で間違えたかを一言書き添えておくと、自分が苦手な形が見えてきます。記録のつけ方は、読書メモの書き方|要約で終わらせず仕事や日常に使うための記録術の考え方も応用できます。

作品として味わう

詰将棋には、解くだけでなく作る楽しみもあり、長い手数の作品や、駒の配置に趣向を凝らした作品が数多く発表されてきました。解く力がついてきたら、手順の意外さや、最後に盤上の駒がすべて働いて詰む形など、作品としての工夫に目を向けてみると、同じ問題でも違った面白さが見えてきます。対局とは違う一人で楽しむパズルとしては、ユーロゲームの始め方|ドイツ系ボードゲームの特徴と最初の1本の選び方で紹介しているような、じっくり考えるボードゲームとも相性がよいかもしれません。

まとめ

詰将棋は、攻め方が王手を続けて玉を詰ませる将棋のパズルです。攻め方は最短手順、玉方は最長の抵抗、玉方は残りの駒をすべて持っている、駒余りは不可、という約束ごとを知っておくと、答えとの食い違いに戸惑わずにすみます。

解くときは、玉の逃げ道を数え、王手を全部挙げ、玉方の取る・逃げる・合駒の三つの応手をすべて調べます。頭金などの基本の詰み形と、捨て駒や退路封鎖などの手筋を覚えると、候補手が自然に浮かぶようになります。

最初の一歩として、駒の動きを確認したうえで1手詰の問題を一日数問ずつ解き、答え合わせのたびに「ほかの王手ではなぜ詰まないのか」を一度だけ確かめてみてください。迷わず解ける問題が増えてきたら、3手詰へ進む頃合いです。

よくある質問

将棋の対局をほとんどしたことがなくても、詰将棋から始めてよいですか?

はい。駒の動かし方さえ覚えていれば、1手詰から始められます。詰将棋は終盤の力をつける練習として知られていますが、短い問題は一人で数分で楽しめるパズルとしても向いています。

1手詰はどのくらい解けたら3手詰に進めばよいですか?

はっきりした基準はありませんが、1問を数十秒ほどで、迷わずに正解できる問題が増えてきたら3手詰に進む目安になります。3手詰で手が止まるようなら、1手詰と行き来しながら進めてもかまいません。

解答と違う手順でも詰んでいれば正解ですか?

作品としての詰将棋では、作者が意図した一つの手順が正解とされます。別の手で詰んでいる場合は、玉方の応手が最善になっているか、手数が最短か、持ち駒が余っていないかを確かめると、答えとの違いが見えてくることが多いです。

盤に並べずに頭の中だけで解くべきですか?

最初は盤や駒を使って並べながら解いてかまいません。慣れてきたら、図面を見て頭の中で手順を進め、最後に盤で確かめる形にすると、読みの力がつきやすくなります。

解けない問題はどのくらい考えればよいですか?

短手数の問題なら、数分考えても見当がつかなければ答えを見てよいと考えます。答えを見たら盤に並べて、なぜほかの王手では詰まないのかまで確かめると、同じ形に出会ったときに解けるようになります。

コメント

まだコメントはありません。最初の感想をどうぞ。

個人情報(本名・住所・電話番号など)やリンクの書き込みはご遠慮ください。内容によっては表示しないことがあります。プライバシーポリシー

スポンサーリンク
  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙