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自然・サイエンス

冬のカモの見分け方|池や川で会えるカモの種類、オスとメス、水面と潜水の違い

見分けるときに見る部分

カモを見分けるときは、体全体の色をぼんやり見るのではなく、決まった部分に注目すると分かりやすくなります。

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カモを見分けるときの見どころ(頭の色と模様、くちばし、翼鏡、尾とお尻、大きさ)
色だけでなく、形と部分の模様を見る。

頭の色と模様

オスの見分けでは、頭の色がもっとも分かりやすい手がかりです。緑、赤茶、栗色、黒など、種類ごとにはっきりした色をしています。ただし、緑の光沢は光の当たり方で黒っぽく見えたり、紫がかって見えたりするので、角度を変えて何度か見てみます。

くちばし

くちばしは、オスでもメスでも見分けに役立ちます。くちばしの幅が広いか細いか、色は黄色か黒か灰色か、先端に別の色があるか、といった点を見ます。くちばしは羽ほど季節で変わらないので、メスやエクリプスのオスを見分けるときにとくに頼りになります。

翼鏡(よくきょう)

淡水ガモの多くは、翼の一部に、金属のような光沢のある青や緑の羽があります。これを翼鏡と呼びます。泳いでいるときは体の横に少しだけ見え、羽ばたいたときや、羽づくろいのときに大きく見えます。メスにも翼鏡があるので、地味な色のメスを見分けるときの手がかりになります。

声と動き

姿が見えにくいときは、声も手がかりになります。ヒドリガモのオスの笛のような声、コガモのオスの短く高い声など、種類によって特徴があります。私たちが思い浮かべる「ガーガー」という声は、マガモやカルガモのメスの声に近いものです。また、首を前後に振りながら泳ぐ、水面をくちばしでこすりながら進む、といった動きの癖も、慣れると見分けの助けになります。

大きさと体つき

カモは種類によって大きさがかなり違います。小さなコガモと大きなマガモが並ぶと、ひと目で差が分かります。単独で見ると大きさは判断しにくいので、近くにいるほかのカモやハトなどと比べるのがコツです。

観察には双眼鏡があると、くちばしの色や翼鏡まではっきり見えます。双眼鏡の倍率や口径の意味は、双眼鏡の選び方で紹介しています。

池や川でよく会う淡水ガモ

ここからは、身近な池や川で見られることの多い淡水ガモを紹介します。地域によって見られる種類や数は違いますが、ここに挙げた種類は、比較的広い範囲で見られます。

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カルガモ

一年中見られることが多いカモです。オスとメスがほとんど同じ色で、全体が茶色っぽく、顔には黒っぽい線があります。くちばしは黒く、先端が黄色いのが大きな特徴です。足はだいだい色です。この「くちばしの先の黄色」を覚えておくと、ほかのカモのメスと区別しやすくなります。

マガモ

オスは、光沢のある緑の頭、白い首の輪、黄色いくちばしをしています。冬の池でもっとも目立つカモのひとつです。メスは茶色のまだら模様で、くちばしはだいだい色に黒い部分が混じります。マガモとカルガモのあいだの雑種が見られることもあり、どちらとも言い切れない個体がいるのはそのためです。

コガモ

名前のとおり小さなカモです。オスは、栗色の頭に、目のまわりから後ろへ緑の帯があり、お尻の横に黄色っぽい三角の模様があります。この黄色い三角は、少し離れていても目立ちます。メスは茶色で、小さな体と、緑の翼鏡が手がかりになります。

オナガガモ

オスは、細長くとがった尾が特徴です。頭はこげ茶色で、首の横に白い線が上に伸びています。首が長く、すらりとした体つきをしています。メスも尾がややとがり、首が長めの体つきで、ほかのカモのメスと見分けられます。公園の池などで、人の近くに寄ってくることもあります。

ヒドリガモ

オスは、赤茶色の頭に、額から頭のてっぺんにかけてクリーム色の部分があります。くちばしは青みがかった灰色で、先が黒く、小さめです。水辺の草地に上がって、芝や草をついばむ姿がよく見られます。「ピュー」と笛のような声で鳴くので、声でも気づきやすいカモです。

ハシビロガモ

くちばしが、しゃもじのように幅広いのが特徴です。オスは緑の頭、白い胸、茶色の脇腹をしています。水面にくちばしをつけたまま、何羽かでくるくる回るように泳いで餌をとる姿が見られます。幅広いくちばしは、水に浮いた小さな餌をこしとるのに向いた形です。

慣れてきたら探したいヨシガモとオカヨシガモ

数はそれほど多くありませんが、ほかの淡水ガモの群れに混じって見つかることがあるのが、ヨシガモとオカヨシガモです。ヨシガモのオスは、緑と栗色の光沢のある頭が後ろへふくらみ、横から見ると帽子をかぶったような形に見えます。お尻のあたりには、長い羽が鎌のように垂れ下がります。

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オカヨシガモのオスは、全体が灰色っぽい地味な色で、遠くからは目立ちません。ただ、お尻の黒い部分と、黒いくちばしがはっきりしていて、慣れると見分けられます。地味なオスがいるという点で、カモは「派手なのがオス」とは限らないことを教えてくれる種類です。どちらも、群れを一羽ずつ丁寧に見ていくと見つかることがあるので、身近なカモに慣れてきたら探してみてください。

種類 オスの目印 メスや通年の手がかり
カルガモ オスとメスがほぼ同じ くちばしの先が黄色
マガモ 緑の頭、白い首輪 だいだい色に黒の混じるくちばし
コガモ 栗色の頭に緑の帯、お尻の黄色 小さな体と緑の翼鏡
オナガガモ 長い尾、首の白い線 長めの首とすらりとした体
ヒドリガモ 赤茶の頭にクリーム色の額 小さめの灰色のくちばし
ハシビロガモ 緑の頭と茶色の脇腹 幅広いくちばし
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