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趣味・ホビー

DTMの始め方|DAW・MIDI・録音機材の役割を知って最初の1曲を作る

録音は入力ゲインと聴く経路を先に整える

オーディオ録音は、演奏を波形として残します。弾き方や息づかいをそのまま取り込めますが、録音後に一音だけ別の楽器へ変える作業はMIDIほど単純ではありません。打ち込みで伴奏を作り、声や生楽器だけ録る組み合わせなら、両方の特徴を使えます。

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マイクとヘッドホンをつなぎ録音機材を調整する手元
録音前に入力と聴く経路を整える

接続前は再生音量を下げ、マイク、楽器、入力端子の組み合わせを説明書で確認します。マイク入力、ライン入力、楽器用入力は役割が異なり、形が似た端子でも同じ扱いとは限りません。マイク用の電源が必要な場合も、接続機器の対応を確かめてから設定します。

入力ゲインは録音へ入る信号の大きさ、ヘッドホン音量は聴く大きさを調整します。ヘッドホンのつまみを下げても録音の音割れは防げません。実際の演奏で最も強い部分を試し、入力メーターの上限やクリップ表示に届かない余裕を作ります。小さな確認声だけで調整しないことが大切です。

伴奏に合わせて弾き始めにくいときは、録音前に数拍を数えるカウントインを使います。最初の音から録ろうとして慌てるより、拍を聴いてから入る方が演奏へ集中できます。録音後に位置がずれていたら、すぐ全体を動かさず、聴いていた遅れと実際に記録された位置を分けて確認します。

  1. 空のオーディオトラックを作り、つないだ入力端子を選びます。
  2. 録音待機を有効にし、演奏に合わせてメーターが動くか確かめます。
  3. 最も強い部分を演奏し、入力ゲインを調整します。
  4. 伴奏と自分の音を無理のない音量で聴けるようにします。
  5. 短く録音し、停止後に再生して雑音と音割れを確認します。

ダイレクトモニタリングは、入力音をDAW内の処理を経由させずに聴く方法です。対応する機器なら遅れを抑えられますが、DAW側でも同時に入力音を返すと、二重に聞こえることがあります。どちらの経路で聴くかを決め、機器とDAWの説明に沿って設定します。

マイク録音では伴奏をスピーカーから流すと、その音まで拾いやすくなります。ヘッドホンを使い、机をたたく音、空調、椅子のきしみも短い試し録りで確かめます。録音開始直後と終了直前に少し余白を残すと、必要な音を切らずに編集できます。演奏が止まった箇所をつなぐときは、つなぎ目に小さなフェードを付けると急な雑音を抑えやすくなります。

マイク一本の声や楽器を録るなら、通常は使った入力のモノラルトラックを選びます。入力を二つ組にしたステレオ設定のままだと、片側だけに録音される場合があります。再生時の左右の位置は後からパンで決められるので、左右へ広げたいという理由だけで録音をステレオにする必要はありません。

録り直すときは、元の演奏を消さず、別のテイクとして残すと比較できます。テイクは同じ部分を録った別の演奏のことです。「二回目は語尾がよい」など一行メモを付け、聴き比べるときは同じくらいの音量にします。回数を増やす前に、直したい点を一つ決めると選びやすくなります。

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最初のループはドラム・低音・旋律の三つに絞る

初めての一曲では、楽器を増やす前に四小節程度のループを作ります。ループは、決めた範囲を繰り返すことです。小さな範囲で音の役割を決めれば、曲全体を作る前にリズムや音の重なりを確かめられます。以下は練習用の例で、ジャンル共通の決まりではありません。

  1. 四拍子の空のプロジェクトを作り、急がず数えられるテンポにします。
  2. ドラムのトラックを作り、一拍目と三拍目に低い太鼓の音を置きます。
  3. 二拍目と四拍目に別の打音を置き、軽い刻みを少量加えます。
  4. ベースのトラックへ、拍に合わせた短い低音を置きます。
  5. 旋律用の音源を一つ選び、少ない音で一小節の形を作ります。
  6. 四小節目だけ音を減らすか変え、繰り返しの区切りを作ります。

低い太鼓はキック、はっきりした打音はスネアなどと呼ばれます。名前をすべて覚えるより、まず低音で拍を支える音、区切りを示す音、細かい時間を刻む音として聴き分けます。最初から打音を隙間なく置くと、ベースや旋律が入る場所を判断しにくくなります。

旋律の音を選ぶのに迷うなら、鍵盤の白鍵を中心に、主役にする音を一つ決めて短く作ります。同じ音の繰り返し、隣の音への移動、最後に元の音へ戻る動きでも、まとまりを試せます。白鍵だけならどの組み合わせでも調和するわけではないので、ベースと同時に鳴らして確認します。

四小節のループを作る順番(1. 拍を置く、2. 低音を足す、3. 旋律を作る、4. 区切りを作る)
一つの役割が聴き取れてから、次の音を重ねます。

既成のループ素材を使う場合は、演奏情報の素材か録音済みの音声かを確認します。音声ループではテンポや音の中心が曲と合うかを聴き、公開や配布をするなら利用条件を保存しておきます。無料で入手できることと、どの用途にも使えることは同じではありません。利用条件の最新情報は配布元の公式案内で確認してください。

繰り返しの境目で音が途切れるときは、指定範囲が小節の頭から次の小節の頭までになっているかを見ます。音声素材の頭に余白がある場合も、表示上の位置と聞こえる拍がずれます。まずドラムだけで境目を聴き、次に低音を加えると、どの素材を直すべきか切り分けられます。

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ループを並べて曲の始まり・展開・終わりを作る

四小節ができたら、音色を探し続ける前に横へ複製します。例えば、導入、基本の部分、少し変化する部分、終わりという四つのまとまりを置きます。一分前後の短い練習曲でも、始めから終わりまで進む形を作れば、書き出しまで一通り経験できます。

導入はドラムだけ、基本の部分でベースと旋律を加え、変化する部分で旋律を休ませる、と音の出入りを変えます。新しい音を何本も足すより、今あるトラックの一部を休ませる方が、どこが変わったかを聴き取りやすくなります。休みも曲の構成要素として扱います。

曲のまとまり 音の置き方の例 聴くときの確認
導入 ドラムだけで始める 拍の流れが分かるか
基本の部分 低音と旋律を加える 主役が聴き取れるか
変化する部分 一部を休ませて戻す 前後の差が伝わるか
終わり 音数を減らして着地する 余韻まで自然に終わるか

複製した素材には、繰り返し全部へ変更が伝わるものと、独立して編集できるものがあります。一か所の旋律を直したつもりで全体が変わったら、素材が共有されていないか確認します。作業前に版を分けて保存し、変更が意図した区間だけへ反映されたかを通して聴きます。

曲の区切りには目印を付け、「導入」「旋律が入る」「終わり」などの名前を付けます。小節番号だけを頼りにすると、途中を追加したときに混乱しやすくなります。ドラムと低音の境目がずれていないか、音符や音声の末尾を途中で切っていないかも確認します。

一歩進めるなら、最後の一拍だけドラムを変える、旋律が休む場所へ短い応答を入れる、といった変更を一つ試します。全区間へ違う工夫を詰める必要はありません。作業中に「どこへ向かう曲か」が分からなくなったら、主役の旋律を残し、ほかの音を順に消して構成を確かめます。

歌や楽器を重ねるなら、伴奏だけで音を埋め尽くさず、演奏が入る区間を空けておきます。ウクレレの始め方|サイズの選び方とチューニング、最初に覚える4つのコードのような楽器練習と組み合わせ、短い一節だけ録る方法でも、打ち込みとの違いを体験できます。

次のページへミックスは音量・パン・EQの順に整える
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Masa

気になったことを調べて、試して、書いています。暮らしと仕事が少しラクになる話が好きです。

  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙