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歴史・文化

干支と和暦のしくみ|十干十二支の組み合わせ、時刻と方角、元号と西暦の換算

西暦から干支を割り出す計算

60年周期の干支は、西暦と規則正しく対応しています。表を見なくても、簡単な計算でその年の干支を求めることができます。

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まず十干は、西暦の下一桁だけで決まります。下一桁が4の年が甲、5が乙、6が丙、7が丁、8が戊、9が己、0が庚、1が辛、2が壬、3が癸です。たとえば2026年は下一桁が6なので丙、1868年は8なので戊になります。

次に十二支は、西暦から4を引いて12で割った余りを使います。余りが0なら子、1なら丑、2なら寅……と進み、11なら亥です。2026年なら、2026−4=2022、2022÷12の余りは6なので午。十干と合わせて「丙午」になります。

西暦から干支を求める手順(1. 下一桁を見る、2. 西暦から4を引く、3. 12で割った余り、4. 二つを合わせる)
下一桁で十干、12で割った余りで十二支。

この計算で、歴史上の出来事の名前も確かめられます。壬申の乱は672年で、下一桁2で壬、672−4=668を12で割ると余り8で申。戊辰戦争が始まった1868年は、下一桁8で戊、1864を12で割ると余り4で辰。辛亥革命の1911年は、下一桁1で辛、1907を12で割ると余り11で亥です。どれも名前のとおりになります。

甲子園球場の名前も、完成した1924年が甲子の年だったことに由来します。1924年の下一桁は4で甲、1920を12で割ると余り0で子。六十干支の最初の組み合わせで、縁起のよい年とされていました。

自分の生まれ年の干支を出すときの注意

生まれた年の干支を計算するとき、1月や2月の初めに生まれた人は少し注意が必要です。私たちの暮らしでは元日で干支が切り替わると考えるのが一般的ですが、暦の考え方によっては、立春(2月4日ごろ)を一年の始まりとして干支を切り替える場合があります。占いなどで干支を扱う場面では、この立春を境とする数え方が使われることがあります。

どちらが正しいということではなく、目的によって使い分けられていると考えるとよいでしょう。年賀状の絵柄や年男・年女といった日常の話題なら、元日で切り替えてかまいません。

丙午の迷信と出生数

2026年の丙午には、「丙午の年に生まれた女性は気性が激しい」という古い迷信があります。根拠のない俗信ですが、前回の丙午だった1966年には、この迷信を気にした人が多かったことなどから、日本の出生数が前後の年より大きく減ったことが知られています。干支が人々の暮らしや行動に影響を与えた例として、統計の教科書などでも取り上げられる出来事です。

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元号(和暦)のしくみ

日本では、西暦や干支とは別に、元号による年の数え方が使われています。元号は、その年に名前を付けて年数を数える方式で、日本では645年の「大化」が最初とされています。

古い時代には、天皇の代替わりだけでなく、めでたい出来事や災害などをきっかけに改元されることも多く、一人の天皇の在位中に何度も元号が変わることがありました。明治以降は「一世一元」となり、天皇一代につき元号は一つと定められています。現在の元号は、元号法に基づいて政令で定められる仕組みです。

明治より前と後の元号(明治より前と明治以降の比較)
改元のきっかけが大きく変わった。

元号は「令和8年」のように元号名と年数で表し、最初の年は「元年」と書きます。公的な書類では和暦を使う場面が今も多く、生年月日や契約の日付などで和暦と西暦を行き来する機会は少なくありません。

元号と西暦の換算と、改元の年の扱い

近代以降の元号は、決まった数を足し引きするだけで西暦に直せます。元号の年数にその元号ごとの数を足すと、西暦になります。

元号 西暦にするには 例
明治 年数+1867 明治45年=1912年
大正 年数+1911 大正15年=1926年
昭和 年数+1925 昭和64年=1989年
平成 年数+1988 平成31年=2019年
令和 年数+2018 令和8年=2026年

覚えるなら、「昭和は25、平成は88、令和は18」のように下二桁で覚えると便利です。昭和50年なら50+25で1975年、平成10年なら10+88で98、つまり1998年となります。逆に西暦から元号にするときは、同じ数を引きます。

ここで注意したいのが、改元のあった年です。改元の年は、一つの西暦年の中に二つの元号が存在します。

  • 1912年:明治45年は7月29日まで、7月30日から大正元年
  • 1926年:大正15年は12月24日まで、12月25日から昭和元年
  • 1989年:昭和64年は1月7日まで、1月8日から平成元年
  • 2019年:平成31年は4月30日まで、5月1日から令和元年

昭和元年は一週間ほど、昭和64年もわずか7日間しかありません。そのため、「昭和64年生まれ」「昭和元年生まれ」の人はごく少なく、書類で見かけると珍しがられることもあります。改元の年の日付を扱うときは、年だけで判断せず、月日まで確かめるのが確実です。

和暦の日付を扱うときの確認(改元の年なら月日まで確かめる、元年と1年を同じものとして扱う、明治5年以前は旧暦かを確かめる、書類は西暦併記で書き間違いを防ぐ)
換算のずれを防ぐための見直し。
次のページへ旧暦の日付を読むときの注意
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Masa

気になったことを調べて、試して、書いています。暮らしと仕事が少しラクになる話が好きです。

  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙