スポンサーリンク
健康・暮らし

古い写真とアルバムの保存|色あせの原因、台紙からのはがし方、スキャンして残す手順

裏書きと記録で「誰が写っているか」を残す

写真の整理で、いちばん取り返しがつきにくいのが、写っている人や場所、時期の情報です。写真そのものは残っていても、「これは誰だろう」「どこで撮ったのだろう」とわからなくなってしまうと、写真の価値は大きく下がってしまいます。整理を始めたら、知っている人に話を聞けるうちに、情報を残しておくことをおすすめします。

スポンサーリンク

写真の裏に書き込むなら、写真の端に、柔らかめの鉛筆で軽く書くのが無難です。強く書くと、表側に跡が浮き出ることがあります。ボールペンや油性ペン、水性ペンは、インクが表にしみたり、乾く前に重ねた写真に移ったりすることがあるので避けましょう。裏の表面がつるつるしていて鉛筆が乗らない写真は、無理に書かず、入れる袋や台紙のほうに書くようにします。鉛筆の硬さの違いは鉛筆の硬度の選び方|HB・B・Hの違いと、削り器・ナイフの使い分けも参考になります。

写真に残しておきたい情報(写っている人の名前と続柄、撮った年や季節のおおよそ、撮った場所や行事、誰が撮ったか、誰の持ち物か、わからないことは「不明」と書く)
わかる範囲で、短く書けば十分。

情報を集めるときは、家族や親戚に写真を見せながら話を聞くのがいちばんです。スマートフォンで写真を見せながら話を録音しておくと、書き留めきれなかった思い出話も残せます。「わからない」ことも大切な情報なので、わからない項目は空欄にせず「不明」と書いておくと、後で別の人に聞くときの手がかりになります。

スキャンした画像に情報を残す場合は、ファイル名に撮影年や行事名を入れておくと、後から探しやすくなります。たとえば「1985_運動会_姉と父」のように、年を先頭にそろえると、並べたときに時系列順になります。ファイル名の決め方はファイル名の付け方と整理のコツ|日付・版番号で迷わない命名ルールでくわしく紹介しています。

スキャンの設定と手順

写真をデジタルに残す方法には、フラットベッドスキャナーで取り込む方法、スマートフォンのカメラやスキャン用のアプリで撮影する方法、写真のデジタル化を扱う業者に頼む方法があります。量や求める画質、手間のかけ方に応じて選びます。

フラットベッドスキャナーは、写真をガラス面に置いて読み取るため、ゆがみや反射が少なく、きれいに取り込めます。スマートフォンでの撮影は手軽ですが、光の反射や画面の傾きが出やすいので、明るい日陰など、反射の少ない場所で真上から撮るのがコツです。アルバムの台紙から取り出せない写真は、アルバムを開いたまま撮影できるスマートフォンのほうが向いている場合もあります。

スキャナーで取り込む手順(1. ガラス面を拭く、2. 写真のほこりを払う、3. 設定を決める、4. 数枚ずつ取り込む)
表面を整え、設定をそろえて取り込む。

解像度は、写真の大きさとあとでどう使うかで決めます。L判やはがき大の写真なら、600dpiを目安にすると、画面で見るのにも、少し大きめに印刷するのにも使いやすい画像になります。名刺より小さい写真や、あとで大きく引き伸ばしたい写真は、さらに高めにしておくと安心です。解像度を上げるほどファイルは大きくなるので、保存先の容量と相談しながら決めます。

スポンサーリンク

保存形式は、扱いやすさを重視するならJPEG、画質を落とさずに残したいならTIFFなどの形式が選ばれます。JPEGは保存のたびに少しずつ画質が落ちる形式なので、色の補正などの編集をするときは、元のファイルを残したうえで、別の名前で保存するようにしましょう。色あせた写真の色を補正する機能を持つスキャナーやソフトもありますが、補正した画像とは別に、補正前の画像も残しておくと、あとでやり直せます。

スキャンした画像は、パソコンだけに保存するのではなく、外付けのドライブやクラウドなど、複数の場所に保存しておきます。一か所だけに保存していると、機器の故障で一度にすべてを失うおそれがあります。保存の考え方はバックアップと同期の違いとは?大切なデータを守る保存と復元の基本が参考になります。

次のページへネガフィルムとポジフィルムの扱い
スポンサーリンク
  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙