切手収集の始め方|目打ち・消印・状態の見方と、ストックブックでの保管
切手の状態を見るポイント
同じ切手でも、状態によって見栄えは大きく変わります。集めた切手を見比べるときや、交換・購入をするときには、状態を見るポイントを知っておくと判断しやすくなります。
図柄の位置(センタリング)
切手の図柄が、目打ちで囲まれた枠の中でどのくらい真ん中に印刷されているかを、センタリングと呼びます。印刷と目打ちのずれによって、図柄が片側に寄っていたり、目打ちが図柄にかかっていたりすることがあります。上下左右の余白が均等なものほど、見た目が整っていてよい状態とされます。
目打ちと角
目打ちの歯が欠けていないか、短くなっていないかを確かめます。特に角の部分は折れやすいので、四隅がそろっているかも見ておきます。目打ちの欠けは、ストックブックへの出し入れや、はがすときの扱いで起こりやすいので、日ごろの扱いにも注意します。
紙の傷み
切手を光にかざしたり、裏返したりすると、表からは見えない傷みに気づくことがあります。紙が薄くなっている部分(はがすときに裏の紙が取れてしまった跡)、折れ目、しみ、破れなどです。古い未使用切手では、裏にヒンジと呼ばれる小さな紙片を貼った跡や、糊の状態も確かめられます。
消印の押され方
使用済み切手では、消印の位置も見どころです。消印が切手の一角に軽くかかっている程度なら図柄がよく見え、中央にはっきりと日付と局名が読める位置に押されていれば、消印を楽しむ人には喜ばれます。どちらを好むかは集め方によって違うので、自分の好みで判断して構いません。

状態のよい切手が見つかると嬉しいものですが、状態の悪い切手にも、その切手がたどってきた時間が刻まれています。完璧な一枚だけを求めず、手元に来た切手を大切に扱うことが、長く楽しむためのこつです。
保管と整理のしかた
切手は紙でできているため、湿気や光、温度の変化の影響を受けやすい収集品です。集めた切手を長くきれいな状態で残すには、保管のしかたが大切です。
保管の場所
切手の大敵は、湿気と直射日光です。湿気が多いと、切手同士やフィルムに貼り付いたり、カビが生えたりします。直射日光や強い照明に長く当たると、インクが色あせます。押し入れの奥や床に近い場所は湿気がこもりやすいので、風通しのよい部屋の本棚などに、ストックブックを立てて保管するのがおすすめです。ストックブックを平積みにすると、下のほうの本に重さがかかって切手が押されるので、立てて置くほうが安心です。
貼り付けない保存
昔は、ヒンジという小さな紙片を切手の裏に貼り、アルバムの台紙に留める方法がよく使われていました。けれども、ヒンジを貼ると切手の裏に跡が残るため、今ではストックブックや、透明な袋に切手を入れてから台紙に貼るマウントと呼ばれる方法が一般的です。セロハンテープや普通の糊で切手を直接貼ることは、切手を傷めるので避けます。
整理のルールを決める
切手が増えてくると、どこに何があるかわからなくなりがちです。国別、テーマ別、発行年順など、自分なりの並べ方を一つ決めておくと、新しく手に入れた切手をどこに入れればよいか迷いません。ストックブックのページの見出しに、国名やテーマを書いた小さな紙を差し込んでおくと、探しやすくなります。
紙の書類全般の保管で気をつけたいことは、家の書類の整理術で紹介している分け方の考え方とも共通しています。「すぐ見たいもの」と「長く保存するもの」を分けておくと、整理が続きやすくなります。
| 保管の工夫 | 理由 |
|---|---|
| 本棚に立てて置く | 重さで切手が押されるのを防ぐ |
| 直射日光を避ける | インクの色あせを防ぐ |
| 湿気のこもる場所を避ける | 貼り付きやカビを防ぐ |
| テープや糊で直接貼らない | 切手の裏を傷めない |
| 並べ方のルールを決める | 増えても探しやすい |










