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歴史・文化

俳句の始め方|五七五の音の数え方、季語と歳時記の引き方、切れ字と推敲のコツ

俳句を作ってみたい人に向けて、五七五の音の数え方、季語が暦の上の季節で分類される理由と歳時記の引き方、「や」「かな」「けり」などの切れ字の働き、取り合わせと一物仕立ての違い、説明しすぎない推敲のコツ、句会の流れまでを順にまとめました。

秋の庭を望む窓辺のノートと鉛筆

俳句は、五・七・五の十七音に季節の言葉を入れて作る短い詩です。紙と鉛筆があればどこでも作れ、散歩の途中や通勤の電車の中で見たものが、そのまま題材になります。短いぶん、言葉を一つ選び直すだけで句の印象が大きく変わるところに面白さがあります。

一方で、初めて作ろうとすると「音はどう数えるのか」「季語はどう決まっているのか」「切れ字とは何か」と、分からないことがいくつも出てきます。ここでは、俳句の基本の約束ごとから、季語と歳時記の引き方、切れ字の働き、二つの作り方の型、推敲のコツ、句会の流れまでを順に紹介します。

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俳句の基本の約束ごと

俳句には、多くの人が共有している基本の約束ごとが三つあります。五七五の定型、季語、そして切れです。

俳句の三つの約束ごと(定型、季語、切れ)
まずはこの三つを意識して作ってみる。

定型

五・七・五の三つのまとまりを、上から上五(かみご)、中七(なかしち)、下五(しもご)と呼びます。この十七音の型が俳句の土台です。

季語

季語は、その言葉が季節を表すものとして、俳句の世界で共有されている言葉です。「桜」「蝉」「月」「雪」のように季節が分かりやすいものから、「小春」「夜長」のように意味を知らないと季節が分かりにくいものまであります。

切れ

句の途中で意味の流れをいったん切ったり、句の終わりをしっかり言い切ったりすることを「切れ」といいます。切れによって、言葉と言葉の間に余白が生まれ、読み手が想像する余地ができます。切れを作る代表的な言葉が、「や」「かな」「けり」などの切れ字です。

約束ごとの外側にある俳句

季語を持たない無季俳句や、定型にこだわらない自由律俳句も、俳句の歴史の中で作られてきました。ただ、約束ごとを知ったうえで外すのと、知らずに外れるのとでは意味が違います。最初は三つの約束ごとを守って作り、それが身についてから自分の表現を探すのが、遠回りに見えて近道です。

音の数え方

俳句の「五七五」は、文字の数ではなく音の数で数えます。日本語の音の単位は「拍(はく)」とも呼ばれ、仮名一文字がおおむね一音です。ただし、いくつか数え方に迷いやすいものがあります。

種類 例 数え方
拗音(小さいゃゅょ) きゃ、しゅ、ちょ 前の字と合わせて1音
促音(小さいっ) きって、はっぱ 「っ」で1音
撥音(ん) さんぽ、てんき 「ん」で1音
長音(ー、伸ばす音) ボール、おかあさん 伸ばす部分で1音

たとえば「しゅくだい(宿題)」は「しゅ・く・だ・い」で4音、「きって(切手)」は「き・っ・て」で3音、「せんぷうき(扇風機)」は「せ・ん・ぷ・う・き」で5音です。

字余りと字足らず

五七五より音が多いことを字余り、少ないことを字足らずといいます。字余りは名句の中にも見られ、必ずしも誤りではありません。ただ、初めのうちは定型に収める練習をしておくと、言葉を選ぶ力がつきます。字余りが出たら、助詞を一つ減らせないか、同じ意味の短い言葉がないかを探してみます。

句またがり

意味のまとまりが五と七の切れ目をまたいでいる形を「句またがり」といいます。十七音の中に収まっていれば定型の範囲と考えるのが一般的で、言葉の流れに変化をつけたいときに使われます。

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  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙