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健康・暮らし

停電に備える明かりの準備|懐中電灯・ランタン・ヘッドライトの使い分けと置き場所

明かりを選ぶときの考え方

明かりの道具は種類が多く、どれを選べばよいか迷うかもしれません。細かい性能の数字よりも、まずは「誰が、どこで、どう使うか」を考えると選びやすくなります。

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明るさは「強ければよい」わけではない

ライトの明るさは、ルーメンという単位で表示されていることが多いです。数字が大きいほど明るくなりますが、そのぶん電池の減りも早くなります。停電が長引くと、明るさよりも長く使えることのほうが大切になる場面が増えます。明るさを何段階かに切り替えられるものを選び、ふだんは弱めに、必要なときだけ強くする使い方がおすすめです。

ランタンは、部屋で過ごすだけなら、まぶしすぎない程度の明るさで十分なことが多いです。白っぽい光と、電球のような暖かい色の光を切り替えられるものもあり、夜に落ち着いて過ごしたいときは暖かい色のほうが目にやさしく感じられます。

電源の種類で選ぶ

明かりの電源には、乾電池、充電池(内蔵のバッテリー)、手回しやソーラーなどの発電式があります。それぞれに長所と短所があります。

電源 長所 短所
乾電池 電池があればすぐ使える 電池の買い置きと管理が必要
充電式(内蔵電池) ふだん使いしやすい 停電中は充電の手段が限られる
手回し・ソーラー 電池がなくても明かりが取れる 発電に手間や時間がかかる

おすすめは、どれか一つに頼らず、乾電池式と充電式を組み合わせておくことです。手回しやソーラーで充電できるライトは、ほかの手段がなくなったときの最後の備えとして一つあると安心です。手回し発電はかなりの回数を回してもわずかな時間しか点かないことが多いので、「非常時の補助」と考えておきましょう。

電池の種類をそろえる

家にあるライトやラジオで使う電池の種類が、単1・単3・単4などばらばらだと、買い置きの管理が大変になり、停電中に「この電池が合わない」という事態も起こりがちです。新しく買うときは、なるべく同じ種類の電池で動くものにそろえると、備えがぐっと楽になります。

防災用として見ておきたい点

防災用の明かりを選ぶときは、次のような点も確かめておくとよいでしょう。

明かりを選ぶときの確認(明るさを切り替えられるか、家の電池の種類と合うか、暗い中でスイッチが分かるか、置く・吊るす・持つができるか、家族が迷わず使えるか)
数字より、使う場面を思い浮かべる。

暗闇の中でスイッチの位置がわかりにくいライトは、いざというときに使いにくいものです。暗い部屋で一度、手探りでスイッチを入れられるか試しておくとよいでしょう。

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家のどこに置くか

明かりは、持っているだけでは役に立ちません。停電した瞬間に手が届く場所にあることが大切です。真っ暗な中で物置の奥から懐中電灯を探すのは、とても難しいものです。

枕元の台に置いた懐中電灯とベッド脇の履物
枕元の手が届く場所に明かりを備える

まず寝室の枕元に

停電は夜中に起きることもあります。寝室の枕元や、ベッドのすぐそばに、懐中電灯かヘッドライトを一つ置いておきましょう。地震で揺れた直後は、床に物が落ちているかもしれません。足もとを照らしてから立ち上がり、スリッパや靴を履いて移動できるよう、履物も近くに置いておくと安心です。

部屋ごとに一つずつ

リビング、寝室、廊下、トイレ、玄関など、よくいる場所や通る場所に、小さなライトを分けて置いておくと、どこにいても近くの明かりを手に取れます。コンセントに差しておくと停電時に自動で点灯する足もと灯や、充電しながら保管できる非常灯も、廊下や階段に向いています。

家族全員が場所を知っている

置き場所を決めたら、家族全員で確認しておきます。「玄関の靴箱の上」「台所の引き出しの右側」のように、具体的に決めておくと迷いません。子どもが手に取れる高さにも一つあると、大人がいないときの不安を減らせます。

持ち出し袋にも入れておく

避難するときに持っていく非常用の持ち出し袋にも、ヘッドライトか懐中電灯を一つ入れておきましょう。持ち出し袋と家に置く備蓄品の考え方は、家の防災チェックリストで詳しく紹介しています。

明かりを置く場所の決め方(1. 枕元に一つ、2. よくいる部屋に、3. 通り道に、4. 持ち出し袋に)
停電した瞬間に手が届く場所から。
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