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健康・暮らし

停電に備える明かりの準備|懐中電灯・ランタン・ヘッドライトの使い分けと置き場所

電池の管理と点検のしかた

明かりの備えでいちばん多い失敗は、「いざ使おうとしたら電池が切れていた」「電池が液漏れしてライトが壊れていた」というものです。ふだんの管理と、定期的な点検が欠かせません。

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液漏れを防ぐ

乾電池は、長い間ライトに入れたままにしておくと、液漏れを起こすことがあります。液漏れすると、電池を入れる部分の金具がさびて、ライト自体が使えなくなることもあります。長く使わないライトは、電池を抜いて、ライトのそばに袋に入れて保管しておく方法もあります。ただし、停電のときに暗い中で電池を入れるのは手間がかかるので、すぐ使いたい枕元のライトなどは入れたままにし、そのぶん点検の回数を増やすといった使い分けをするとよいでしょう。

液漏れした電池を見つけたら、素手で触らず、手袋をして取り出します。漏れた液が皮膚や目に付くと危ないので、付いてしまったときはすぐに大量の水で洗い流し、異常があれば医療機関に相談してください。

古い電池と新しい電池を混ぜない

一つの機器に、使いかけの電池と新しい電池、種類の違う電池を混ぜて入れると、液漏れや発熱の原因になることがあります。電池を交換するときは、全部を同じ種類の新しいものにそろえます。

使用推奨期限を確かめる

乾電池には、本体やパッケージに「使用推奨期限」が書かれています。買い置きの電池は、期限の近いものから使い、新しいものを補充していく「ローリングストック」にすると、古い電池がたまりにくくなります。ふだんのリモコンや時計に、買い置きの古いほうから使うようにすると、自然に入れかわっていきます。

充電式は満充電を保つ

充電式のライトや、スマートフォン用のモバイルバッテリーは、使わずに置いておくだけでも少しずつ電気が減っていきます。数か月に一度は充電しておき、いつでも満充電に近い状態を保つようにしましょう。スマートフォンのバッテリーを長持ちさせる使い方は、スマホのバッテリーを長持ちさせる使い方で紹介しています。

点検日を決める

点検は、季節の変わり目や、防災の日など、日にちを決めておくと忘れにくくなります。点検では、次のことを確かめます。

  1. 家にあるライトを全部集め、一つずつスイッチを入れて点くか確かめる。
  2. 明るさが弱くなっているものは、電池を交換するか充電する。
  3. 電池を入れる部分に、白い粉や緑色のさびなどの液漏れのあとがないか見る。
  4. 買い置きの電池の種類・本数・使用推奨期限を確かめ、足りないものを補充する。
  5. ライトを決めた置き場所に戻し、家族にも場所を伝える。
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ろうそくを避けたい理由と、火を使う明かりの注意

停電といえばろうそく、というイメージを持つ人もいるかもしれません。けれども、停電時の明かりとしては、なるべく電池式の照明を使うのが安全です。

停電中の火災の危険

ろうそくは、倒れたり、カーテンや紙に燃え移ったりして、火事の原因になります。特に地震の後は余震でろうそくが倒れるおそれがあり、暗い中で家具や物が散乱していると、火が付いても気づくのが遅れることがあります。停電中は消防や救急も忙しくなっているかもしれません。小さな火の不始末が、大きな被害につながるおそれがあります。

ガスや燃料を使う明かり

キャンプ用のガスランタンや燃料を使うランタンは、室内で使うと、一酸化炭素中毒や火災のおそれがあります。一酸化炭素は色もにおいもなく、気づかないうちに体に害を及ぼします。こうした明かりは屋外での使用を前提にしたものが多いので、室内では使わず、説明書の注意を必ず守ってください。

停電中に室内でろうそくや燃料を使う明かりを使うと、火災や一酸化炭素中毒の危険があります。明かりには電池式や充電式の照明を使い、どうしても火を使う場合は、燃えるものから離し、そばを離れず、換気に気をつけてください。

電気が戻るときの注意

停電から電気が戻るときにも、注意が必要です。地震などで電気のコードが傷んでいたり、倒れた電気ストーブなどのスイッチが入ったままだったりすると、電気が戻った瞬間に火事が起きることがあります。これを「通電火災」と呼びます。避難などで家を離れるときは、ブレーカーを落としていくことがすすめられています。電気が戻ったら、家電を一つずつ確かめながら使い始めましょう。

火を使わないための確認(電池式のランタンがあるか、ろうそくに頼っていないか、燃料のランタンを室内で使わない、避難時はブレーカーを落とす、電気が戻ったら家電を確かめる)
明かりは電池式でそろえておく。

停電した直後の動き方

停電した瞬間に慌てないためには、最初に何をするかを決めておくことが大切です。

  1. その場でじっとして、目を暗さに慣らします。少し待つだけで、窓からのわずかな光でも周りが見えてきます。
  2. 手の届く場所のライトを点けます。枕元やポケットのライトがここで役立ちます。
  3. 足もとを照らしながら、履物を履いて移動します。地震の後なら、床の破片に気をつけます。
  4. 家の中の停電か、地域全体の停電かを確かめます。窓から近所の明かりや街灯の様子を見るとわかりやすいです。
  5. 家の中だけの停電なら、分電盤のブレーカーが落ちていないか確かめます。地域全体の停電なら、ラジオなどで情報を確かめます。

地域全体が停電しているときは、電力会社の公式サイトや公式のアカウントで、停電の範囲や復旧の見込みが案内されることがあります。スマートフォンの電池を節約するため、情報の確認は必要なときにまとめて行うようにしましょう。災害時のラジオの使い方は、防災ラジオの選び方と聞き方で紹介しています。

冷蔵庫や冷凍庫について

停電中は、冷蔵庫や冷凍庫の扉をなるべく開けないようにすると、中の温度が上がりにくくなります。明かりを持って冷蔵庫の中を探すと、つい長く扉を開けてしまいがちなので、取り出すものを決めてから開けるようにしましょう。

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