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自然・サイエンス

雪の結晶の観察入門|ルーペとスマホで見る形の種類と、気温で形が変わるしくみ

観察に使う道具

雪の結晶の観察は、高価な道具がなくても始められます。大切なのは、結晶をすぐ溶かさないことと、白い結晶を見やすくする背景を用意することです。

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黒い布とルーペ、マクロレンズ付きスマホと手袋
身近な道具で雪の結晶を観察する

黒い布か黒い板

白い結晶は、黒い背景の上で見るといちばん見やすくなります。毛足の短い黒いフェルトや布、黒い厚紙、黒く塗った板などを使います。毛足の長い布は、結晶が毛の間に埋もれてしまうので向きません。

布は、下敷きや板に貼っておくと持ちやすく、平らに保てます。黒いコートの袖や手袋でも代用できますが、体温が伝わりやすいので結晶がすぐ溶けることがあります。

ルーペ

倍率10倍前後のルーペがあると、枝の細かな模様まで見えるようになります。倍率が高すぎると見える範囲が狭くなり、ピントも合わせにくくなるので、最初は10倍前後が扱いやすい目安です。

ルーペの使い方は、砂粒をルーペで観察する方法と同じで、ルーペを目に近づけて固定し、対象のほうを近づけたり離したりしてピントを合わせます。寒い中では手が震えやすいので、肘を体につけると安定します。

スマホとクリップ式マクロレンズ

記録を残したいなら、スマホのカメラが便利です。最近のスマホには近くを撮れるマクロ撮影の機能を持つものもあり、カメラに取り付けるクリップ式のマクロレンズを使えば、さらに大きく写せます。

道具 向いていること 注意点
肉眼 大きな樹枝状の形をつかむ 細かな模様は見えにくい
ルーペ(10倍前後) 枝や板の模様をじっくり見る 手ぶれしやすいので体を固定
スマホのマクロ撮影 記録を残して後で比べる 本体の熱で結晶が溶けやすい
顕微鏡 さらに細かな構造を見る 屋外での準備に手間がかかる

あると便利なもの

結晶を一つだけ移したいときは、細い筆や爪楊枝、竹串などがあると扱いやすくなります。直接触ると溶けてしまうので、布ごと動かすか、道具の先でそっと持ち上げます。

手袋は、指先の動かしやすい薄手のものと、休むときにはめる厚手のものがあると快適です。小さなノートや防水のメモ帳を持っていけば、観察した時刻や天気を書き残せます。

観察の手順

雪の結晶の観察は、準備が八割と言ってもいいほど、結晶を溶かさない工夫が大切です。次の手順で進めます。

  1. 黒い布とルーペを、屋外か寒い場所に十分な時間置いて冷やしておく。室内から持ち出したばかりの道具は温かく、結晶がすぐ溶けてしまう。
  2. 布を空に向けて平らに持ち、降ってくる雪を数秒だけ受ける。受ける時間が長いと結晶が重なって見分けにくくなる。
  3. 雪が落ちてこない軒下などに移り、布を水平に保ったまま、ルーペで一つずつ結晶を探す。
  4. 息がかからないように、顔を布から少し離す。息の水蒸気と温かさで結晶は溶けたり形が崩れたりする。
  5. 気になる形を見つけたら、スマホで撮影したり、ノートにスケッチしたりして記録する。
  6. 布の上の雪が多くなってきたら、軽くはたいて落とし、2からやり直す。
雪の結晶を観察する手順(1. 道具を冷やす、2. 数秒受ける、3. 息を避けて見る、4. 記録する)
冷やす、受ける、離れて見る、記録するの順。
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よくある失敗と避け方

いちばん多い失敗は、結晶がすぐ溶けてしまうことです。道具が冷えていない、布を手のひらに直接のせている、息がかかっているといった原因が考えられます。布を厚紙や板に貼って手の熱が伝わりにくくし、道具を冷やす時間を長めに取ると改善します。

次に多いのが、結晶が重なって一つずつ見分けられないことです。雪をたくさん受けすぎていることが原因なので、受ける時間を短くし、何度も繰り返すほうが見つけやすくなります。

雪片ばかりで結晶が見つからないときは、その日の雪が観察に向いていない可能性があります。大きな雪片を布の上で崩さずに見ると、くっついた結晶の一部が見えることもありますが、無理をせず、もっと冷え込んだ日を待つのも一つの方法です。

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  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙