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歴史・文化

すす払いと大掃除の由来|12月13日の正月事始めから、年神様を迎える段取りと場所ごとの順番まで

場所ごとの順番

家全体は「奥から出口へ」

家全体で見たときの基本は、奥の部屋から玄関に向かって進めることです。奥の部屋から出たごみや不要品を、掃除の終わった部屋を通って運び出すと、せっかく整えた部屋がまた汚れます。玄関を最後に仕上げるのは、すす払いで年神様の入口を最後に清めるという意味にも合っています。

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  1. 物の仕分けと処分(全部屋)
  2. 高い所のほこり払い(天井、照明、エアコンの上、カーテンレール)
  3. 窓・網戸・サッシ
  4. 台所(換気扇、コンロ、シンク)
  5. 浴室・洗面所・トイレ
  6. 各部屋の家具と床(奥の部屋から)
  7. 廊下、玄関

一つの部屋の中での順番

一つの部屋の中でも、同じ考え方を使います。まず物を片付けて床を空け、高い所のほこりを乾いたまま払い、家具の上、棚、窓へと下りていき、最後に床を掃除機と拭き掃除で仕上げます。

順番 作業 道具の例 ポイント
1 物を片付ける 箱、袋 「残す」「手放す」「迷う」に分ける
2 高い所を払う 柄の長いはたき、ハンディモップ 乾いたまま、上から下へ
3 照明・家具の上 乾いた布 照明は電源を切り、冷めてから
4 窓・建具 固く絞った布、スクイージー 曇りの日のほうが拭き跡が見えにくい
5 床 掃除機、フローリング用の布 部屋の奥から入口へ

水回りは「汚れの性質」で分ける

台所、浴室、トイレは汚れの種類が違うため、場所ではなく汚れの性質で考えると洗剤選びに迷いません。油汚れや皮脂汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が向いています。一方、水あかや石けんかす、トイレの黄ばみはアルカリ性の汚れが多く、酸性の洗剤が向いています。カビには塩素系の製品が使われます。

洗剤の性質と汚れの関係は中性・酸性・アルカリ性洗剤の違い|汚れと素材で選ぶ掃除の基本でくわしく紹介しています。どの洗剤も、まずは製品の表示にある使い方と、使える素材を確かめてから使ってください。

乾いた汚れと湿った汚れ(乾いた汚れと湿った汚れの比較)
先に乾いた汚れを取ると、拭き掃除が楽になります。

洗剤と高い所の安全

洗剤を混ぜない、同じ日に重ねない

大掃除では、いくつもの洗剤を続けて使う場面が増えます。特に気をつけたいのが、塩素系の製品と酸性の製品を一緒に使わないことです。混ざると有害なガスが発生するおそれがあり、製品には「まぜるな危険」と表示されています。同じ日に浴室のカビ取りとトイレの酸性洗剤を使う場合も、時間を空け、よく水で流し、換気をしてから次の作業に移ります。

塩素系の製品と酸性の製品は、同時に使ったり、続けて使ったりしないでください。使うときは窓を開けるか換気扇を回し、手袋をつけ、製品の注意書きに従ってください。気分が悪くなったら作業を中止して、新鮮な空気の場所へ移ります。

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脚立と踏み台の使い方

すす払いの時代も今も、大掃除でけがが起きやすいのは高い所の作業です。照明やエアコンの上、カーテンレールを掃除するときは、いすや箱ではなく、安定した踏み台や脚立を使います。脚立は開き止めを確実にかけ、平らな床に置き、天板の上には乗らないようにします。

手の届く範囲だけを掃除し、体を大きく乗り出さないことも大切です。届かないときは一度下りて、脚立を移動させます。柄の長いはたきやモップを使えば、そもそも高く上がらずに済む場所も多くあります。家族がいるなら、脚立の下で支えてもらうと安心です。

寒さと疲れへの備え

冬の大掃除は、窓を開けて換気しながら行うことが多く、体が冷えます。水仕事のあとの冷えた手や、長時間かがんだ姿勢は、思った以上に体に負担をかけます。1時間ほどで休憩を入れる、温かい飲み物を用意する、ゴム手袋の下に薄い手袋を重ねるなどの工夫をしましょう。

重い家具は無理に一人で動かさないことも大切です。家具を動かして裏を掃除するのは、数年に一度でも十分です。昔のすす払いが家族総出の行事だったように、手伝ってもらえる日に合わせて予定を組むのも一つの方法です。

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  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙