スポンサーリンク
料理・食

ホワイトソースの作り方|ダマを防ぐ割合と手順、グラタン・シチューへの使い分け

ダマ・粉っぽさ・ゆるさは、原因を分けて直す

作りたてのソースが思うようにならないときは、いったん火から外して状態を見ます。加熱を続けながら粉や牛乳を足すと、焦げや濃度の変化が重なります。まず次の表から、今の状態に合う対処を選びます。

スポンサーリンク
困りごと 主に考えられる原因 最初に試す対処
小さなダマがある ルウの混ぜ残し、部分的な加熱 火を止めて泡立て器でほぐす
粉っぽい 炒め不足、牛乳を加えた後の加熱不足 必要なら液体を補い、弱火で加熱する
全体がゆるい 加熱途中、液体や具の水分が多い まず全体に熱を通し、濃度を見直す
底が焦げた 火が強い、底を混ぜていない 底をこすらず、上の部分を別鍋へ移す
冷めると固い 冷却による変化、水分の蒸発 牛乳を少しずつ足して温め直す
表面に膜が張る 表面の乾燥、乳成分が膜を作る 短い待ち時間なら乾燥を防いで覆う

ダマは、大きな粒を残したまま煮続けない

小さなダマなら、火を止めて泡立て器で混ぜ、鍋の側面へ軽く押し付けるようにするとほぐれる場合があります。ただし、熱いソースを勢いよく飛ばさないようにします。牛乳を足す場合も一度に大量にせず、へらが動く程度に少しずつ加えます。

粒が多い場合は、具を入れる前ならざるでこす方法があります。熱に対応したざるを安定したボウルへ置き、少量ずつ移します。固まりが残って粉の量も減ることがあるため、こした後は鍋へ戻し、再加熱してから濃度を見ます。多すぎるダマを、長時間煮るだけで消そうとしない方がよいでしょう。

粉っぽさは、香りと濃度を分けて考える

濃いのに粉っぽい場合は、さらに煮詰めると重くなります。少量の牛乳で混ぜられる固さに戻し、底をなぞりながら弱火で加熱します。牛乳を加えてすぐ火を止めた、ルウに乾いた粉が残っていた、といった工程を振り返ると、次に直す場所も分かります。

塩、コンソメ、チーズを足して粉の風味を隠そうとすると、味が濃くなって調整しにくくなります。加熱と固さを整えてから味付けへ進みます。十分に加熱してもざらつく場合は、粉の固まりや材料の粒が残っていないか確認し、無理に煮続けないようにします。

ゆるいときは、加熱後に液体の総量を見直す

牛乳を入れた直後なら、まだとろみが出ていないだけかもしれません。まず全体に熱を通し、温かい状態の固さを見ます。具を合わせてからゆるくなったなら、野菜の水分や煮汁の量を考えます。軽いゆるさなら、混ぜながら少し水分を飛ばして調整できます。

大幅に液体が多い場合は、長く煮詰めると具が崩れ、塩味も濃くなります。別鍋で少量の濃いホワイトソースを作り、元のソースを少しずつ加えてのばしてから合わせると、粉を直接振り込むより混ぜやすくなります。足す量を決めにくければ、無理に固くせず、スープやシチュー向けに用途を変える選択もできます。

スポンサーリンク

焦げは混ぜ込まず、冷めた固さは温めてから判断する

底が茶色く焦げたと気づいたら、すぐ火を止めます。焦げ付いた底をこすらず、上の焦げていない部分だけを別鍋へ移します。ただし、焦げの苦味やにおいが全体へ移った場合、牛乳や調味料を加えても元には戻りません。焦げた分まで取り込もうとせず、作り直す判断も必要です。

冷めたソースは、でんぷんやバターの状態が変わり、作りたてより固くなります。冷たいまま牛乳を大量に混ぜると、温めた後にゆるくなりすぎることがあります。まず弱火でほぐしながら温め、その途中で必要な分だけ加えます。冷却後の固さを、そのまま粉の入れすぎと決めないようにします。

表面の膜は、牛乳の成分が表面で膜を作ることや、乾燥が関係します。少し待つ間は、用途と温度に対応するラップをソースの表面へ沿わせる方法があります。加熱中の鍋に掛けたり、火のそばへ垂らしたりせず、表示に従って使います。覆うだけで常温保存できるわけではありません。

冷凍は具を混ぜる前に小分けし、温め直しは全体を混ぜる

鍋のまま冷まさず、一回分に分ける

作り置きなら、味を控えめにしたソースを具と別に保存すると、次の料理へ使いやすくなります。保存する分は、食卓に出す前に清潔な器具で取り分けます。鍋のまま長時間置いて完全に冷めるのを待つと、中心の温度が下がりにくくなるため、浅い清潔な容器へ小分けします。

容器の外側を氷水などで冷やす場合は、水が食品へ入らないようにします。粗熱を手早く取り、長く常温に置かず冷蔵・冷凍へ移します。冷凍用の袋へ移すなら、袋の耐熱温度を守り、熱いまま扱わないようにします。小分けして速やかに冷やす扱いは、厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」にも示されています。

冷凍対応の容器は入れすぎず、袋なら薄く平らにします。作った日と中身を書き、奥に残さないようにしましょう。保存状態や具の有無で条件が違うため、一定の日数を「安全な期限」と決めず、早めに使い切る計画を立てます。

冷凍から使い切るまでの確認(清潔な器具で保存分を取り分ける、浅い容器に分けて手早く冷やす、冷凍対応の容器に日付を書く、室温に放置せず解凍する、途中で混ぜて全体を十分に温める)
一回分を保存し、解凍した分は十分に加熱して使います。
スポンサーリンク

解凍後は、なめらかさと加熱を別々に確認する

使う前に冷蔵庫で解凍するか、対応する耐熱容器へ移し、電子レンジの解凍機能を使います。保存袋をそのまま加熱できるとは限らないため、表示を確認します。解凍しただけで食べる工程へ進まず、続けて全体を十分に再加熱します。

鍋なら弱火でほぐし、底から混ぜます。電子レンジなら短く区切り、縁と中央を入れ替えるように混ぜて加熱むらを減らします。固ければ牛乳を少量ずつ加えますが、追加した後も全体を温めます。混ぜてなめらかになったことと、中心まで温まったことは別に確認してください。

冷凍と解凍で水分がにじんだり、口当たりが変わったりする場合があります。温めて混ぜても戻らなければ、見た目の均一さが必要なソースより、加熱調理するシチューなどへ回す方法があります。ただし、常温放置など保存に不安がある食品は、加熱で使い直そうとしません。再冷凍や温め直しの繰り返しも避けます。

煮込み料理をよく作るなら、カレーをおいしく作るコツ|玉ねぎの炒め方とルウの入れ方、翌日の保存までの保存の項目も、次の作り置き前に確認しておくと役立ちます。

米粉への置き換え、塩味、具の水分を調整する

米粉は牛乳に混ぜてから加熱する方法が使える

米粉でも、でんぷんの働きでとろみを付けられます。小麦粉のルウと同じ手順に限らず、冷たい牛乳に米粉を混ぜ、それから加熱する作り方があります。この場合、バターは仕上げの風味付けとして量を選べます。農林水産省の米粉のグラタンのレシピでも、牛乳と米粉を混ぜて使っています。

最初は調理用のきめ細かな米粉を選び、袋やメーカーが示すホワイトソース向けの配合を使います。粉の細かさや製品によって吸水やとろみが違うため、小麦粉と同じ重さなら必ず同じ固さになるとは考えません。パン用などで小麦グルテンが加えられた製品もあるので、名称だけで選ばず原材料を見ます。

冷たい牛乳で粉を均一に混ぜたら、沈んだ粉も再び混ぜてから火にかけます。底をなぞりながら加熱し、とろみが付いた後も全体へ熱を通します。バターは風味を見て加え、固ければ牛乳を少しずつ足します。粒の粗い粉のざらつきを消そうと長く煮るより、用途に合う粉を選ぶ方が調整しやすくなります。

乳・小麦のアレルギーがある場合は、米粉や植物性飲料への置き換えだけで安全と判断しないでください。バター、チーズ、調味料を含む全材料の表示と、器具の共用による混入を確認し、代替食品や除去の範囲は医師などの指示に従います。

スポンサーリンク

塩は具とチーズを合わせてから仕上げる

ソース単体でちょうどよい塩味にすると、ハム、ベーコン、チーズ、コンソメを加えた後に濃く感じることがあります。最初は塩を控え、具を合わせてから味を決めます。有塩バターを使う場合は、その分も含めて考えます。計量した塩を一度に入れず、少しずつ加えると調整できます。

焼く料理では水分が減り、味が濃くなることもあります。塩気のあるチーズを使うならその量も見て、鍋の中では控えめに整えます。こしょうやナツメグは少量からにし、牛乳の風味を隠さないようにします。

具の水分を先に整えると、配合を再現しやすい

きのこや玉ねぎは炒めると水分が出ます。ほうれん草やブロッコリーなどのゆで野菜は、表面や房の間に水が残りやすくなります。これらを水ごとソースへ入れると、粉と牛乳の配合が同じでも仕上がりはゆるくなります。ゆでた具はざるで水を切り、必要に応じて、つぶさない程度に水けを除いてから合わせます。

具を下ゆでする目的は、ソースの中で長く煮ずに食感を整えることです。グラタンなら仕上げの加熱もあるので、下ごしらえで崩れるまでゆでない方が扱いやすくなります。野菜のゆで方の基本|水から・お湯からの選び方と食感を整える手順で、野菜ごとの火の通し方と水切りを確認できます。

慣れてきたら、一度作った配合を「具を入れる前の固さ」「合わせた後の固さ」「食べるときの固さ」の三段階でメモします。次回は粉、牛乳、加熱時間を同時に変えず、一つだけ調整します。例えば、マカロニがソースを吸って重くなったなら、同じ粉の量で牛乳を少し増やすと、変化の理由を追いやすくなります。

まとめ

ホワイトソースは、ルウを均一に作り、牛乳を混ぜてから全体へ熱を通すと、固さを調整しやすくなります。用途別の割合は出発点として使い、具の水分、煮汁、仕上げの焼き時間まで含めて考えます。冷たい牛乳でも温めた牛乳でも、混ぜ残しと強すぎる加熱を避けることが共通の確認点です。

最初は具を入れず、バター30g、薄力粉30g、牛乳300mlをそれぞれ量って作ってみてください。火を止めて一回分ずつ混ぜ、完成したソースをへらですくって、温かいときの落ち方を確かめるところから始めましょう。

よくある質問

バター・小麦粉・牛乳はどの割合から始めればよいですか?

グラタン向けなら、バター30g、薄力粉30g、牛乳300mlが覚えやすい目安です。シチューは煮汁を含めてゆるめに、クリームコロッケは具の水分も考えて固めにするなど、用途によって調整します。

牛乳は冷たいままでも使えますか?

使えますが、火を止めてルウの強い熱を落ち着かせ、一回分ずつなめらかに混ぜることが大切です。温めた牛乳を使う方法でも、混ざる前に強く加熱すると部分的に固まることがあります。

ダマができたら牛乳を足せば直りますか?

小さな固まりなら、火を止めて泡立て器でほぐすと整う場合があります。牛乳を足すだけでは残ることがあるため、固まりが多いときはこしてから再加熱し、濃度を見直します。

冷凍したホワイトソースはどう温め直しますか?

一回分ずつ保存し、使うときは冷蔵庫で解凍するか、対応する耐熱容器で電子レンジの解凍機能を使います。その後は途中でよく混ぜながら全体を十分に再加熱し、固ければ牛乳を少しずつ加えて整えます。

小麦粉を米粉に替えればアレルギー対応になりますか?

米粉を使うだけで、料理全体のアレルギー対応を保証することはできません。乳や小麦のアレルギーがある場合は、材料と調味料の表示、調理器具の共用を確認し、代替食品の選択は医師などの指示に従ってください。

コメント

まだコメントはありません。最初の感想をどうぞ。

個人情報(本名・住所・電話番号など)やリンクの書き込みはご遠慮ください。内容によっては表示しないことがあります。プライバシーポリシー

スポンサーリンク
  1. 秋の戸口に並ぶかぼちゃの明かりとかぶ、麦束
  2. 資料を手に落ち着いて話し合う二人
  3. ノートパソコンと資料、外付け記憶装置がある机
  4. 冬の木で越冬する卵のうやミノムシ、テントウムシ
  5. 青い折り鶴と三角に折った紙、無地の折り紙